肝心の『ファイアーフォックス』の姿すら、前半ではほとんど出てこない!そんな徹底して抑制した演出で、タメにタメたエネルギーを一気に爆発させたがごとき後半部!ソ連軍の執拗な追撃をかわし、ほっと一息ついたのもつかの間、自機と全く同じ性能を持つ『2号機』が迫る!
…って、なんかこれって、『ジャパニーズ・ロボットアニメ』にも通ずるような(^^;)。
ともかく、娯楽とサスペンスが見事に融合した傑作と思います。
ただ、惜しむらくは12分のカット。この作品、ビデオ化の際、なぜか劇場公開時(136分)から12分カットされているのです。(ワイド版のVHS、レーザーディスクをのぞく。)
VHSと違って、片面2層で長時間記録もできるのになんで?別にやばそうなシーンもなかったんだけどなぁ。これで『特別版』と銘打つのはちょっとひどいんじゃないかと。(だから、採点は辛めです。)
おかげで、古いLDをまだ手放せません(^^;)。次回リリース時には是非『136分・ノーカット版』を!