Live at the Mount Baker Theatre [DVD] [Import]
アマゾンにはリージョン1と記載されていますが、リージョンフリーです。一般のDVDプレイヤーで観れます。
デスキャブの曲の良さ、ライブの格好よさは今更説明するまでもないので割愛。
セットリストはライブの定番曲が17曲入っています。(前回のジャパンツアーと曲順は違いますが、演っている曲はほぼ同じ)
音の大きさやカメラワークがやや、気になりますが(画質、音質が悪いわけではない)この値段でこれだけ素晴らしいライブDVDならまったく問題無しです。
値段も安いので好きな人は買って損はしないはずです。
Narrow Stairs
今までよりも少しアッパーなポップの方向に変わったという前評判を聞いていたので多少不安を感じつつも購入。
結果は大満足!!確かにいままでより明るい雰囲気を感じなくも無いけど、芯の部分は全く変わってない。以前からのデスキャブファンにはほとんど抵抗無く受け入れられるんじゃないかな?
デスキャブらしさは今までのどのアルバムをも一貫して貫かれていたし、同時にどのアルバムも他とは違うキャラクターを持っていた。
今回のアルバムももうひとつのデスキャブの側面。ただそれだけだと思う。
極めてデスキャブらしい、素朴で、ポップで、でもじつは練りこまれてる、良心的な音楽。
Plans
歌声、ピアノの旋律、ベースラインそしてドラムのリズムまでもが美しい。
無駄を一切省いて完成されたバンドサウンド。
通算5枚目にして生まれた最高傑作と言っていいのではないかと思います。
インディー時代に比べておとなしめの楽曲が多いものの、
個人的にはアルバムとしての統一感、完成度という意味では納得がいきます。
駄曲は1曲もないですが、
「Summer Skin」のイントロのベース、ドラムの入り方が1番好きです。
しかしこういった派手さはないが質の高いアルバムがミリオンセラーを
記録するアメリカの市場が羨ましいです。
だからいい音楽、バンドが次々と生まれるんですよね。
Codes & Keys
アメリカンロックの良心とも呼べそうなハートウォーミングなサウンドを身上とするデスキャブ。通算7作目となるこの新作も、そんな基本路線は全く変わっていない。
ポール・マッカートニーやブライアン・ウィルソンに連なる珠玉のメロディーとポップセンスが満載の、素晴らしいアルバムだ。
前作までと同様に、本作も、カントリーやフォークロックがベースの、純朴なポップチューンが主体となっているのだが、今回は、サウンドプロダクションにかなり注力したとの印象を受ける。
どちらかと言えば、ライヴ感を重視したイージーフィーリングな作風であったこれまでのものと比較すると、デジタルサウンドを随所に散りばめたり、奥行きのある立体的で高音質のサウンドクリエーションを目指したりと、音像のあり方に拘ったものになっているのだ。
結果、完成したのは、Thick&Heavyな音の壁であり、更にメジャー感の増したハイグレードなロックアルバムであった。
ごく初期の頃から彼らのファンであった人たちが、そんな本作の作風をどう評価するかは微妙なところであるとは思うが、僕個人としては、よりパワーアップした今回のこのスタイルは、彼らにとって、大きな前進であり成長であると受け取った。
楽曲の基本となる部分はそのままに、新たなる方向性を探りつつ、そしてそれを高レベルで完成させた作品。
簡潔に表現すれば、そういったアルバムになると、僕は思った。
彼らの音楽がますます好きになれる、傑作だ。
DRIVE WELL, SLEEP CAREFULLY:オン・ザ・ロード with デス・キャブ・フォー・キューティー [DVD]
デスキャブの初の映像作品集。ライブ映像にインタビューを挟んだツアー同行記という至ってシンプルな内容。でもそのシンプルさが、デスキャブを知るには一番いいことを、この監督はわかっている。
CDよりもライブは激しさがあるんだけど、その激しさのベクトルが他のバンドとは違うんだよね。メンバーのインタビューを見ていると、バンドは今が一番いい状態なんだとわかります。
それにしてもライブ会場の観客がいい顔してるんだよなあ。この中に悪いやつは絶対いない!そんなことを思わせてくれます。
「PLANS」でメジャーに行ってしまったけど、この人達はなんの心配もないでしょう!!