The Planet Songs Vol.1(DVD付)
ベスト盤だけあって、フェスなどでCaravanの存在を知って、どこから聴いていいかわからずにいたリスナーとって入門篇に最適なのは間違いないが、一方で、ほぼ全曲に施されたリアレンジは、数多のライブを経てのそれぞれの曲の成長っぷりが大いに反映されており、昔ながらのCaravanヘッズにとってみても今作のバージョンのほうが耳馴染みがよいのかも。
野外フェスでもテッパンの
「ハミングバード」
「Wagon」
「FREE BYRD」
あたりは言わずもがな。
個人的には「Message」と「Music Save My Life」が涙モノでした。
それと、DVDに収録されている堀江博久氏との二人ライブは、MCも含めて、メロウで温かい雰囲気が伝わってくる見応え充分の内容。このライブだけでLIVE DVDにしちゃえばいいのに。。と思えるくらいの完成度です。
総じて、よくありがちな過去音源を寄せ集めただけのベスト盤ではなく、
いろんな趣向を凝らしたCaravanらしいベストアルバム。
オリジナルALも半分くらい持ってますが、まったく後悔なし!!
[キャラバン] caravan C6
雲取山で履いてみました。靴底もしっかりしていて滑り難く足首も包んでくれて、足場の悪い場所でも安定しています。
値段もお手頃ですし、コストパフォーマンスに優れていると思います。
黄金の道 soundtracks
旅が好きな人にはぜひ聴いてほしい作品。
世界中を旅するCaravanだからこそ、奏でることのできるメロディと言葉はやさしくて、あたたかくてあなたの旅を駆り立てます。
ふらっと近くを散歩するにせよ、このアルバムを聴きながら前に進めば、いつもの道も鮮やかになります。
2曲目のEsperanzaは、歌詞を目に通しながら聴いてほしいです。
キャラバン 砂漠の愛 (集英社文庫)
ドロシー・ギルマンの本は総て持っています。著者の作品は
1「おばちゃまシリーズ」に代表されるようにキャラクター設定のある
冒険ヒューマン・ミステリー
2著者が伝えたいテーマやメッセージが先にあって、それを物語にして
いる作品(単発もの)
簡単に分けるとこのように分類されるかと思います。
この作品はどちらかというと1になりますがシリーズものではありません。
1と2の両方に当てはまる作品です。
舞台である砂漠、キャラバンでの状況描写がみごとで圧巻です。
手に汗握るシーンが多く、ハラハラドキドキ。
脇を固める登場人物が個性豊で魅力的です。
主人公の女性の成長していく様が素晴らしい。
砂漠を舞台に生きる事、愛と運命が大きなスケールで描かれています。
いつか映画化してほしい作品です。
ひと夏の旅 (集英社文庫)
母の死後孤児院に預けられていたジェニーマーガレットは13才の夏、父親のジェレミーの所有するかなりオンボロのバスで旅に出ることになりました。最初は、二人だったのが、今ある自分の世界から脱出したいと思っている三人の同行者が加わります。五人は、知恵を出し合い、それぞれが特技をいかしお金を稼ぎ、旅を続けていく中、お互いの存在の大切さそして何より自分自身の存在価値に気づきます。。。その中でおきた事件は、一層彼らの絆を深め新しい未来への一歩となります。
新しい未来を切り拓いていく様子が、ドロシーギルマンらしく優しく暖かに描かれていきます。今までの自分に閉じこもらず、心を自ら変化させることが自分の未来に希望の光を差し込むようにしていく、これがギルマンのメッセージのように思えました。
キャラバンや、移動アイスクリーム店や、サーカス等ギルマンらしい要素も含まれ、穏やかに楽しめる作品だと思います。