プロ野球 伝説の猛牛軍団 近鉄バファローズクロニクル (スコラムック)
近鉄無き後、応援するチームを失っている私にはとても嬉しい内容でした。
79年、80年の連続優勝、88年涙の10.19、89年のブライアント4連発→優勝、そして2001年球団史最後の逆転優勝・・・
型破りな野武士集団が起こしたドラマが詳しく描かれてあり、今こうして読み返してもあまりにもドラマチックです。
マニエル、ブライアント、ローズら助っ人の特集があればなお良かったと思いますが、栗橋氏の特集や知られざる仰木監督の一面を
記した特集などもあり、全体的にとても満足出来る内容です。
この本を読んでいた矢先に、西本幸雄監督の訃報があったのも偶然とは思えません。
ご冥福をお祈りすると共に、数多くの名場面を用意してくれた名将に感謝致します。
教えない教え (集英社新書)
メジャーのコーチングの考え方をいち早く取り入れ、実践してきた著者の人材育成論。
特に人を育てる立場の人で、「今の教え方でいいのか」あるいは「もっと違う教え方ができないか」等と
考えている人にはお勧めしたい。
著者は、言わずと知れた「権藤、権藤、雨、権藤」の権藤さん。
この本を通しての印象は、常に良いものを取り入れている人。
根性野球全盛期の時に、視察におとずれたアメリカ教育リーグのコーチング論に衝撃を受け
それを取り入れる辺りの柔軟性が凄い。また、全部が全部メジャーという訳でもなく
しっかり自分で取捨選択しながら自分の理論を完成させていく辺りがやっぱり違う。
近鉄プロファイル 第1章~近畿日本鉄道全線508.1km 奈良線~京都線~橿原線~ [DVD]
近鉄沿線の最新状況として期待していましたが少し物足りなかったです。 と言うのも、過去にテイチクから発売していた「近鉄全線の記録」と構成・内容が類似していました。 確かに上記作品より10年近く経っており、 京都駅のホーム増設や、新線のけいはんな線の紹介、 特にけいはんな線でのワンマン化はこの作品で初めて知りました。 しかし、阪神なんば線開通における難波駅の状況や、 平端駅での天理行き特急スイッチバック、 田原本線への回送電車等はeレール(アネック)より発売している「近鉄レール通信」で紹介しており、新鮮さに欠けました。 作品としては決して悪くはないです。 第2章では大阪線・志摩線ですが、テイチク作品販売以降、共に近年変化が無いように思います。 強いて希望するなら、大阪線の大阪教育大前駅付近にかつてあった旧曲線や、 志摩線の旧線跡・真珠港駅等の映像があれば嬉しいです。
鉄道プロファイルBDシリーズ 近鉄プロファイル 第1章 第2章~近畿日本鉄道全線508.1km~ 奈良線~京都線~橿原線/大阪線~志摩線(Blu-ray Disc)
高画質で鑑賞したかったために、先日発売になっていたDVD版の購入を我慢していました。その分、商品が届いたときの感動もひとしおでした。
早速、作品を見てみました。
第一章では、まず五位堂検車区に保存されているデボ'T型の紹介から始まります。この作品では、実際に車内に入っての撮影が許されており、貴重な内部の様子を見ることができます。
第一章の目玉は、やはり空撮だと思います。空撮日の天気も良好。奈良線では、列車が地上に出てくる区間から河内小阪までの空撮がおさめられています。この立体交差区間は、駅撮り以外での撮影が基本的に難しい区間ではあるので、空撮は極めて重要なウェイトをしめます。
第二章は、特急列車を中心に大阪上本町から賢島までの流れを示しています。第二章の目玉は、何といっても「よみがえる総天然色の列車たちシリーズ 近鉄編」から引用した、旧線の青山高原越えのの映像でしょう。また、過去の映像だけでなく、実際に旧東青山駅まで足を運んで、ホーム跡を撮影されているのを見ると、動輪堂さんのこの作品にかける熱い思いが理解できます。
ビコム ブルーレイ展望 近鉄さくらライナー&道明寺線・長野線・御所線 吉野~大阪阿部野橋(Blu-ray Disc)
ブルーレイ版は画質が綺麗ですが、このビデオは一度観れば充分でした。
3千円以上出して買うのは観た後に後悔するかも・・・