仮面ライダーW(ダブル) RETURNS 仮面ライダーエターナル【DVD】
うまいことTV本編や劇場版の空白部分を埋めてきたな、というのが第一印象です。
視聴しながら「なるほど、そこがそう繋がるのか」と感心することしばし。娯楽性は充分でしょう。
不死戦士NEVERは、ガイアメモリが安全に見えてしまうぐらいに危険で引き返せない存在(ある意味昭和のヒーローに近い)ですが、
それゆえに、大道克己の言葉に重みを感じますし、NEVERの仲間意識の強さが身に染みてきます。
大道克己はもちろんとして、羽原レイカや泉京水の活躍も光っており視聴前の期待を超えてくれました。
「運命のガイアメモリ」でNEVERに悪の華としての魅力を感じた方ならば一見の価値がある作品だと思います。
ただし戦闘シーンは生身でのアクションが多く、バイオレンス性が(TV本編に比べて)強めなので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
ダブルキャスト
発売当時にプレイしましたが、面白かったですね。
今は結構ありふれてますけど、当時はヒロインがああなってこうなって・・・
なんて展開のゲームは少なかったですから。
それになんと言っても、フルアニメーション。今見ると、結構止めを
多用したりしているのですが、それでも豪華な印象は変わりません。
シナリオは、いわゆるサイコサスペンスなのですが、それほどドギツイもの
でもなく(一部シナリオを除いて)、最後までプレイ出来ます。
一部のキャラや伏線を上手く活かしきれていないこと、達成率が90%近く
まで行くとあとは作業感しか感じられないこと(あくまで、達成率100%を
目指す場合の話)繰り返しプレイを強いられる割には、シナリオ分岐の
幅が狭いこと(もっと色々なシナリオがあったらよかった)がマイナス要因ですかね。
とはいえ、今やっても面白いことに変わりはありません。自分の選んだ選択肢に
よってキャラがアニメーションして物語が進行する、という楽しみは、
やるドラシリーズでしか味わえないものです。そしてそのやるドラシリーズで
一番面白いのがこのダブルキャスト。今なら安く買えるし、プレイして損はないですよ。