日曜日が待ち遠しい! (フランソワ・トリュフォー監督傑作選8) [DVD]
言わずと知れたトリュフォーの遺作。彼の女性観が台詞に出ている。トリュフォーほど女を(女優)を魅力的に描けた監督はいないだろう。女優を活かすこと。秘められた魔性を画面いっぱいに見せること。「終電車」のC.ドヌーヴがまさにその通りであったように、最後まで、トリュフォーは女優に力を注いだ。その最後に当たったのが、最愛のF.アルダンだった。
「隣の女」とはうって変わって、軽快にオープニングに登場する彼女がまず魅力的。キャリア・ウーマンの鏡のようだ。怪しい顔をもった登場人物が次々と現れる中で、役立たずの社長(J=L.トランティニアン)そっちのけで事件の解明に乗り出すバルバラ。サスペンスでありながら遊び心もたっぷりのこの遺作には、トリュフォーの映画ファンとしての生き方が見事に反映されてはいなかっただろうか。
長い日曜日 (創元推理文庫)
「長い日曜日」のような、推理小説系を読むのは初めてでした。
最初はさっぱり意味が分からず、難しかったのですが、
先を読むほどに少しずつ謎が解けていくという構成で、いつの間にか
読み終えている感じでした。話の内容が、先へ進んだり戻ったりするので、何度も最初の方を読み返したりしました。
一度読み終えて、全部ああそうだったのか・・・って納得してから
もう一度読むと、その時本当は何が起こっていたのか分かるので、
また違ったおもしろさがあります。読みやすいので、私みたいに
推理小説苦手だと思っている人も楽しめるはず。是非読んでみて下さい。
Dimanche a Bamako
マリの盲目夫婦デュオ。ジャケットだけを見たらしょぼいが中身は濃い。
単なるアフリカンサウンドではなく現代的な音楽に
manuの洗練されたサウンドをミックスした好盤。
年間ベストアルバムにしてもおかしくない。
こういう音楽は知ること(きっかけ)が重要。
これを読んだこともきっかけですね。