サヴァイヴァー
81年生まれが2人に79年生まれがひとり。なんと8歳から活動する、
若きベテランである。
ファーストアルバムでシングルを全米1位に送り込み、2ndアルバムでは
売上を数倍に伸ばし、まさに絶好調の彼女らが出した3rdアルバム。
大物プロデューサーのバックアップのもとにデビューしたのがウソのように、今回はほぼ全曲をメンバーのビヨンセ・ノウルズが書き、プロデュースも
彼女がしている。
ヒットメイカーに頼らないことによって、ほかには無いサウンドを作り出すこ
とに成功した。たいへんユニークにして完成度の高い作品になっている。
いろいろな要素を取り入れた、ありきたりじゃないR&B。アフリカの要素も
入っているかも。全米1位。
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もうかれこれ40年近く前に、チェスのマディやマリオン・ウォルター・ジェイコブ、ウルフとヒューバート・サムリン、サニー・ボーイ、エルモアは聞き狂ったが、その頃を思い出させてくれる、うれしく楽しい映画だ。
アラン・ロマックスが最初にマディーに「マディーか?」と聞くシーンは、「ロバート(ジョンソン)か?」と聞くかと思ったが、違ったね。
話の筋はレナード・チェス、マディ、リトル・ウォルター、チャック・ベリー、ウルフ、エタとマディの奥さんジェニーバ(確かこんな曲なかったっけ)がいかに成功して落ちぶれていくかというものだが、マディが主人公なので落ちぶれるのが早すぎる。つまりマディのブルーズは古すぎたのだ。
変わってビヨンセのエタが登場するけど、とても魅力的でいつものビヨンセとは雰囲気が違って大人っぽいのが素敵だ。いずれにしても60年代の終わりにはチェスは経営が行き詰ってその歴史を閉じるのだが、黒人音楽の世界でその栄光は輝き続けるだろう。この映画も何度でも楽しめる映画となるであろう。
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久しぶりに映画観て興奮しましたよ!冒頭の流れの良さから一気に惹きこまれましたが、いい
意味でそのままラストまであっという間でした。そして後から徐々に感慨深いモンがこみ上げ
てきました。
歌のシーンで毎回総毛立つようなダイナミックさ、臨場感があってすばらしい演出だと純粋に
感心しっぱなしでした。ジェニファー・ハドソンという人は初めて見ましたが、うむむ中々の
存在感。これからどんなモノを魅せてくれるか楽しみです!そして云うまでもなくビヨンセの
圧倒的な存在感は凄い。凛とした輝きが実に美しい。
レーベルの歴史や、人間ドラマとしても見ごたえありますね。ジェイミー・フォックス、
ダニー・グローバーあたりの渋さが表面的な煌びやかさだけじゃない「深み」を与えていて
見ごたえあります。
シーンの所々でミュージカル風味が加わっているので、そうゆうのが嫌いな人は少しくどさを
感じるかもしれませんが、全体的にみて興奮できるし、泣けるし、いい映画だと思います。