ダウンライト・アップライト
女房役にヴィニー・カリウタ、曲毎に、ジェフ・ローバーとジョージ・デュークがピアノ、ボニー・ジェイムスとゲィリー・ミークがサックスというオーソドックスな構成。ブロムバーグは一貫してウッドベースを弾き倒しています。好きなのは、当アルバムの中でも一番グルーヴィな、"Shag Carpet"。"Jaco"の"Chicken"、前作"Choices"の"Bass Face"のような横ユレ系。シンセや打ち込みはほとんど無く、シンプルなプレイで、普通だったらドJazzな雰囲気を醸し出す所を、Fusion?と思わせてしまう微妙なアレンジセンス、プレイが詰まっています。また、'06年6月中旬に行ったブルー・ノート東京での公演は、ドラムにウェックル、ローバー、ゲィリー・ミーク、そしてtpにリック・ブラウンが加わるという布陣で、当アルバムの曲からChameleon、Cold Duck Time等の黒ファンクな曲を演奏。勿論、全員のソロ廻し付きなので、かなり楽しめました。嬉しかったのが、アンコールに"Chiken"やってくれた事かなぁ。また、CDで聞けるソロ部分では、両手を使ってウッドベースを叩いてました・・・ヴィジュアル的にもかなり楽しめる、ライヴを前提にしたアルバムです。お勧め。