古井戸ライブ(紙ジャケット仕様)
古井戸を聴いていると、学生時代、四畳半で生活しているころを思い出します。「ごろ寝」「インスタントラーメン」「ちどり足」「ポスターカラー」など、古井戸の代名詞のような曲をライブで味わって聴けます。ちょっとセンチメンタルで、ちょっとラジカルで…、。
それから、女性ファンが大変多かったことが、改めて聴いていてわかります。
ぽえじー(紙ジャケット仕様)
他のアルバムに比べると、叙情的な作品の多いアルバムだと思います。
語るように歌う加奈崎さんと、チャボのギターの音が切ない。
今あらためて聴いてみると、
もうちょっとパンチの効いた古井戸らしい曲−−「東京脱出」みたいな−−も欲しいなぁなんて思いますが。
しっとりとした古井戸を楽しめる一枚。
エレックシングルコレクション 喜怒哀楽 [Compilation]
今まで入手不可だった、よしだたくろうのデビューシングル『イメージの詩/マーク'U』を念願かなって聴けた。これはたくろうファンなら価値あるCDだ!残念なのはこのデビューシングルが欲しい人はかなりいると思うが、『エレックシングルコレクション』として出ている為、この曲が入手出来る事を知らない人が多いだろう。よしだたくろうのCDとして出して欲しかった。
古井戸イエスタデイズ (紙ジャケット仕様)
1975年5月30日発売
1、らびん すぷーんふる.......「ぽえじー」
2、ポスターカラー...............「オレンジ色のすけっち」
3、夕立ち.........................「オレンジ色のすけっち」
4、花言葉........................1975年1月7日 神田共立講堂
5、窓の向うは冬................1975年1月7日 神田共立講堂
6、Love Song....................「四季の詩」
7、ちどり足.......................1973年8月23日 渋谷公会堂「古井戸ライブ」別ミックス
8、コーヒーサイフォン..........1973年8月23日 渋谷公会堂「古井戸ライブ」未収録音源
9、夏が来れば..................1973年8月23日 渋谷公会堂「古井戸ライブ」未収録音源
10、750円のブルース.........1975年1月7日 神田共立講堂
11、セントルイス・ブルース..1975年1月7日 神田共立講堂
12、Night together............ラジオ関東深夜放送「古井戸Night together」のテーマ
13、さなえちゃん...............クレジットなし(途中でフェイドアウト)「古井戸ライブ」未収録音源??
ぼくの好きなキヨシロー
正直、この内容でこの値段は高いと思う。
特に、著者である二人にあまり興味のない、若い世代の清志郎ファンはちょっと手を出しにくいかな・・?と。
しかし、オールド(?)ファンにはそれなりに大きな収穫があった。
泉谷と加奈崎の対談もあるものの、ほとんどそれぞれ二分されたページを受け持つカタチをとっており、わりと軽く読める作りになっています。
泉谷は基本的に"RC、清志郎ファン"とゆう括りから少しも逸脱しておらず、その辺のキヨシファンが寄稿しているのと何ら変わらない文章です。
実際、どこかで見聞きしたような既出の内容が多く、目新しさがほとんどなかった。
ホントに"お調子者"過ぎて、清志郎でなくても距離を置いて付き合いたい気持ちは、読めばよく判ると思います。
清志郎の73年、古井戸への寄稿文をはさんで加奈崎のパート。
終始冷静に俯瞰から言葉を置いていく文章は、それだけで読んでいて好感が持てた。
さんざん昔から清志郎やチャボの本やインタビューを読み漁ったけど、たとえば、チャボとの出会い、古井戸としてのRCとの邂逅、古井戸の解散時、RC絶頂期等・・ 数々のクライシスモメントを共に過ごして来た男の"事実の裏づけ"を読んでいるようで、たいへん貴重な記録だと思った。
特筆すべきは、『デイドリームビリーバー』の訳詞は義母に捧げられたものであること、リンコさんの中での"RC"への想い、なぜ90年代以降"愛、夢、平和"といった直接的な言葉を清志郎が多用するようになったのか?・・の加奈崎の解釈が的確なような気がして、その部分だけでも、お金を払って読む価値は充分にあるでしょう。