先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫)
的確な状況判断が求められるトップは、周囲からの批判に耐えることが
できる精神的な強靱さが、いつの時代にも求められる。
そのトップを支える宰相の存在の重要性は言うまでもない。
上州安中の藩主・板倉勝尚が組織の責任者として、あるべき姿の理想像
を描きながら、なかなか思い通りとならない現実に直面する。思い悩む
板倉に対して、幕府大学頭・林述斎がいくつものアドバイスを書き留め
た書状を送って、理想と現実のしがらみを独特な視点から、心温かく見
守る。
時代を超越した”組織論”と”普遍性”が、ほんのりと伝わる心地よい
一冊である。
もずく、ウォーキング! 3 (ヤングチャンピオンコミックス)
日常がおもしろい「もずくウォーキング」最終巻。暇つぶしにもってこいのショートマンガだが、終わるとなると寂しいもんだ。
哲学する犬に学ぶ。普段気に掛けないことも、考えてみるとよく分からないことが多い。
日常こそが素晴らしいと謡われることが多くなった気がするが、では、日常とは何なのか。なんとなくは理解しているが、はっきりした定義などない。平々凡々な普通の日々、今こうして生活していること。そう思っても、客観視してしまった時点でそれをリアルに体感している気にもならない。日常なんてどこにもない、非日常にあって初めて日常が見えてくる。
のか?
なんだか「もずくウォーキング」を読むと考えること自体が目的化してしまう。考える必要のないことまで考えて、無駄な時間を過ごした気になる。しかし同時に、自分が退屈を忘れていたことにも気付く。
振り返るとそこに、自分の日常があった。
客観的に眺めてみると、日常だって滑稽だ。日常こそ素晴らしい。
デオドラント革命―新版・体臭多汗の正しい治し方
この本を読んで、自分や最近の世の中が匂いについて過敏になり過ぎてるなって事が分かったので、あまり気にならないようになりました。
匂いについて幅広く書いてあるので、自分が気にしていない事なども知識として頭に入れておける内容になってると思います。