オリジナル音源による世界名作劇場主題歌大全集-オープニング主題歌DVD付き-(DVD付)
OP.ED.集のDVDは別に商品があるので、あくまで特典と思うべきなのでしょうが、
わかっているのに見ているうちに、ふと「エンディングが無い・・・」と思ってしまいます。
全集を購入しておいてなんですが、全曲は知らないので、1枚目がヘビーローテーションしています。
世界名作劇場・完結版 ポルフィの長い旅 [DVD]
これは総集編なのですが全体の物語のほとんどがやはり旅ですね、しかしターニングポイントとなる地震が起きる前の家族の団らん、仲間との絆があの悲劇を引き立ててると思います、旅に移ってからはポルフィもミーナもそれぞれ嬉しい事や悲しみを経験しますそれでも二人は再び会える事を信じます、総集編ではどの話が取り上げられるのか注目ですね。
ポルフィの長い旅 10 [DVD]
BSフジ放送のTVアニメ「ポルフィの長い旅」第37〜40話を収録したDVD10巻です
コゼットに続く復活第2弾・世界名作劇場第25作にあたるのが本作。
妹を探し、一人旅立つ少年の心の成長と家族愛を描いた感動のドラマです
堅実で安定感のある巧さと大胆さで魅せる名匠・望月智充監督の手腕が光ります
(総合6/10点)
第37話「ふたりで見る風景」★★★★☆8/10点
言葉なくとも気持ちは通じる動物との一期一会の出会いを描いた温かさが
胸に染みます。さりげなく恋とクールガイの一面を魅せるアポロ共々、
動物達の愛らしさ、恩義に誠実な姿から学びとるものが多い秀作です
第38話「風に散る」★★★☆☆6/10点
大人の八つ当たり、姑息な考えが子ども達を追い詰める無慈悲な展開に
怒りを覚えてしまいます。それでも耐え忍び、稼ぎを有効利用する
ポルフィの決意の強さには感服です。ホントの大人ってどっちでしょうね?
第39話「君へと続く道」★★☆☆☆4/10点
彼の道中を覗き見るかのような事件性がほとんどないお話で
意外でした。運や偶然は決して味方になってくれるわけではない
現実を窺わせるような描写が好感触・・・打ち切りかとヒヤヒヤしましたけど
第40話「国境を目指して」★★★☆☆6/10点
安定した家庭にあぐらをかく青年、他人を騙す汚い男など、
今を生きようとしない昨今の人間の堕落の有様を我々投げかけたお話です。
手段を選ばないポルフィをさりげなく皮肉し、因果応報と思わせる最後もナイス
ポルフィの長い旅 1 [DVD]
最近のアニメは、キラキラしすぎたキャラクター達や、
その媚びたような声があまり好きになれず、
ほとんど見向きもしていませんでした。
たまにアニメを見たとしても、NHKくらいのものです。
久しぶりに見た世界名作劇場は、
最近のアニメと比べると、多少古風な感じもするし、
ストーリーも一々大げさな見せ場を、作っているわけでもない。
キャラクターにいたっては、最近流行りのキャラ萌え
なんかには程遠いようにも感じるくらいです。
しかし、魅力は十分にあるように思えます。
静かで淡々としているけど、何気ないシーンに目を
奪われてしまうのです。
第1話でポルフィが、母親を怒らせたシーンのなんとも言えない怖さ、
友達と喧嘩して、仲直りするまでのもどかしい感じ、
それらに妙なリアリティがあって、知らず知らずの内に
感情移入してします。
久しぶりに今後も気になるアニメに、出会えました。
話は変わりますが、出来ることなら、世界名作劇場は地上波に
戻ってきてほしいです。
良い作品が、一部の人にしか注目されないのは、勿体無いと思います。
ポルフィの長い旅
サロン・ド・ランファンス大賞を受賞している著者は、本作品で、1955年に、世界子供大賞を受賞している。
という事は、本作品が描かれている時代は、1955年より、少し前という事になる。
この頃既に、ヨーロッパでは、自動車がかなり発達していた様だ。
物語の舞台は、ギリシャからオランダ、そしてフランスへと遷る。
これらの国々の、気候風土や、人々の暮らしが描かれている点は、興味深い。
思うに、主人公であるギリシャ人少年ポルフィの夢が叶うまで、あと一歩だった。
父の経営する自動車整備工場に、給油ポンプが入る事になり、
ポルフィはあこがれの赤いユニフォームも用意してもらい、
客の車にガソリンを給油するシュミレーションまで行った。
その様子を、嬉しげに見守るのは、妹のミーナだった。
こんなささやかな夢も、自動車整備工場も、街も、家族までも、一瞬に奪ったのが、大震災だ。
ポルフィに残されたのは、妹のミーナだけだが、後に、ミーナとも分断される。
しかし、ポルフィからは、自動車整備と、ガソリン給油への仕事の夢は、消える事は無かった。
ポルフィのその夢は、フランスにて叶う事になる。
ただ、ユニフォームの色は、青だったが。
ポルフィの、仕事に対する情熱は、微笑ましい。
特別な事情が無い限り、人間は、額に汗して、労働して対価を得るべきだ。
本作品中では、それが当然であり、現在の様な、マネーゲームなどの入り込む隙は、寸分も無い。
波乱に満ちたポルフィとミーナの運命。
夢を貫き通すポルフィの情熱。
強く印象に残る。