おしゃれ手帖 1 (ヤングサンデーコミックス)
年数を経て、あらためて読み直した時に、 稲中はいつ読んだって面白いのだが、凄いよまさるさんは痛々しく思える、といった経験がありました。 種類はそれぞれ違うけどギャグ漫画のくくりで分けた時に、自分の場合、この漫画は後者にあたりました。ですので大人向けなのか、青少年向けなのか、経験上明言しきれません。
また終盤のスタミナ切れが顕著に見てとれた感じがあって、読んでてむしろ苦痛な思いがしたことを、強く覚えています。 一話一話、完結された作品だとして読めば、或いは今現在の自分からしても、面白くもあるのかもしれません。 或いはまた数年経って読んでみればはまったりするものなのか。
作品の意向とは全く異なったところで興味深い思いがしてます。
何にせよ読む人間を極端に選ぶのだろう点は間違いがないです。
非常に独特な魅力を持ってます。
クイック・ジャパン 93
Sound Horizon特集があったので内容を簡単に書きます。
陛下のインタビューが6P
マーティ・フリードマン、彩乃かなみ、下川みくに、yokoyan、AKB48渡辺麻友のインタビューがそれぞれ1P
国王生誕祭休日スペシャル2010のレポート
1st StoryCD Chronicle〜7th StoryCD Marchenの概要、陛下のコメント、簡単なストーリー紹介
白樺リゾートファンクラブイベント参加ルポ
StoryCDのガイドが意外と詳細でした。同人時代のCDにもちゃんと触れています。(Chronicleは1200枚作ったとか)
イドイド(通常版)ジャケ絵がページ一枚分で美しく印刷されていたのが地味に良かったです。紙質も中々だし
PUNK 3 (ジェッツコミックス)
今年で29歳になる俺は当然リアルタイムでセックス・ピストルズを体験していないから、彼等の存在がいかに70年代のイギリスにどんなものを与えたのかは理解できなかった。でも『PUNK』を読んで、当時の衝撃を、はっきり理解できた。
とんでもなく、アナーキー。心配になるぐらい過激。そして、すべてを嘲笑うかのようなユーモラス。これは真の意味の『PUNK』だ。長尾謙一郎は、現代のジョニー・ロットンだ。
クイック・ジャパン88
これだけ幅広く、多くの証言が寄せられるウッチャンナンチャンって、本当に業界からの支持が高いんだな。 寄稿ひとつにしても、普通は面倒くさくて書いてくれない。 みんなホントにウンナンが好きなんだね(笑) 驚いたのが、ウッチャンが誰やらやウリナリに対して最初は納得いっていなかった事。 逆にナンチャンは柔軟性が高く、本番生一発タイプだってのが読んでいてわかった(ヒルナンデスはぴったりなのかも…?) しかし、今回の特集はあくまでも笑う犬2010を記念した『コント』特集なので、炎チャレや上々などには一切触れられていないので、ウッチャンナンチャン特集ってわけでもないのは不満かな。 最後の編集者コメントの欄に「数年前から編集部に届くもっとも目立ったリクエストがウンナンだった…。」と書かれているのを見て、今回の特集は必然だったのだと思った。 さすが! 「社会現象のAKB」特集の次に、この企画を持ってくるだけのことはある。
ギャラクシー銀座 1 (ビッグコミックススペシャル)
夜毎、ギグと称してイタズラ電話に耽る、ヒムロック的引きこもり・竹之進。そんな彼のために、セーラー服を着て渋谷センター街へ覚せい剤を買いに出かける母親。脈絡なく挿入される数々の奇天烈なエピソード・・・・・・。というような物語をいくら説明しても、本作の面白さはきっと伝わらない。
山上たつひこ、いがらしみきお、古谷実など、多くの革新的ギャグ漫画家が、先鋭化をつきつめた末に、「ギャグ」の範疇をハミ出したシリアスな作品を発表している。ただ、それらの多くは、彼らのギャグ作品ほどのテンションを維持できておらず、必ずしも成功しているとはいえない。
長尾謙一郎は、前作『おしゃれ手帳』から一貫して、不条理とも悪夢ともつかないようなキワどい作品を描き続けており、針が「向こう側」へ振り切れてしまう寸前で、かろうじてギャグ漫画の領域に踏みとどまっている印象を受ける。ギャグなのかシリアスなのか、安易な範疇化を拒む本作は、読者をどこまでも宙吊りにする。
ギャグ漫画の臨界点を弄びながら、作者は意地悪く読者を試しているに違いない。
一体、この作品は最終的にどこへたどり着くのか。全く目が離せない。