虹の歌集
歌唱力のある力強い女性歌手はたくさんいますが、彼女のような歌手は他にいません。どこまでも優しく、透き通るような歌声は、私達の心を動かす神秘の力を持っています。
英語曲のカヴァーアルバムも素敵でしたが、今日の日本には少なくなった、日本語の言葉一つ一つを大切に丁寧に歌っているのにもとても好感が持てます。彼女の初めての恋を詠う歌も、ちょっと背伸びをした少女の恋を思わせて可愛らしいです。シングル再録の「奇跡の星」は、シングルよりもより彼女の声質を生かしたアレンジになってます。
癒しを求める方は、是非手にとってみてください。
コミック帝国ホテル 120年の最高 (ホーム社書籍扱コミックス)
劇画漫画家さん達が帝国ホテルのウンチクをわかりやすく描きました本です。
ホテルの歴史のみならず、ホテルにかかわる人物のストーリーも掲載されており、とても楽しめます。
封建的な組織を壊すのではなく改革したストーリーや、100−1=0の精神のストーリーは、そこらへんのビジネス本よりも意識改革に役に立ちます。
帝国ホテルならではの小話しネタも豊富に掲載されております。
有名なキアヌ・リーブスのネタももちろん掲載されておりますです。
この本を読んでおきますと酒の席でのネタが尽きないと思います。
上品なウンチクだけですので女性へのウケも好いと思います。
読んでいて興味のある単語をネット検索するのも楽しいです。
ただできるなら絵は一人の漫画家さんだけに委託してほしかったです。
数人の漫画家さんが描いておるためか、急激に絵柄が変化するのは好みではありませんでした。
老いと勝負と信仰と (ワニブックスPLUS新書)
この本の中には…
☆前教皇ヨハネ・パウロ2世をはじめ
☆コルベ神父
(アウシュビッツで妻子ある男の身代わりになって
亡くなったポーランド人)、
☆ドン・ボスコ
(近代教育の礎を築いた人間、指導者・エリート教育だけでなく
予防教育の大切さを説き、多くの貧しい青年を立ち直らせたイタリア人)
など多くの立派な聖人が紹介されています。
その生き方に感動すると同時に
それを語る加藤一二三(ひふみん)の温かさがにじみ出ていて
前向きな気持ちになれます。
将棋のことはよくわからなけれど
将棋関連エピソードも読むとそれなりにおもしろく
将棋をはじめたくなりました。
ふしぎ……といいますか、神秘的なものが
いっぱいつまった本だと思います。
五瓣の椿 [DVD]
山本周五郎原作、野村芳太郎監督に惹かれて鑑賞。
なんとも暗く救いの無い話だ。それに日本映画特有のジメジメした雰囲気も濃厚。野村監督ならではの映像の美しさもあまり無い。そおいや、子供の頃テレビでよくこんな時代劇やってて、暗い気持ちになった記憶がある。
始めの方の歌舞伎座の場面で、やたらと明るいスポットライト使ってたり、与力が検死で「頚動脈切断」なんて語を発したり、時代考証のいい加減さも気になった。
若き岩下志麻の美しさと、人のいい父親加藤嘉のハマリ役くらいが見所かな。
原作のモデルとなったコーネル・ウールリッチ原作、フランソワ・トリュフォー監督の映画『黒衣の花嫁』の方が、同一趣向ながらもっと硬質で乾いた雰囲気で独特のユーモアもあり、ラストのオチも効いていてズット面白かった。
「ドラえもん」全百科
まず特筆すべきは「うきうきタイムトラベル」「ぽけっとポッポッポー」。
これは「タイムボカン」シリーズでお馴染みの山本正之氏による作詩、作曲。
そして「ぞうさんの目は~」と「ドラえもん子守唄」はとても癒されます。
又、ドラマでは故人である高橋和枝さんの懐かしい声が!
新旧ドラ(カツオ?!)の決闘は聴きモノ。
今となってはドラの過去の設定が古くなってるけど…。