Misplaced Childhood
1985年発表の本作は、このバンドの最高傑作であるとともに、プログレッシブロック史上に残る傑作だとおもうんすよね。
まあ、聞き所はコンパクトにしてポップながら、全編にわたって帯びる「暗い」叙情性。ボーカルのフィッシュの前衛的かつ個性的な歌い回しと、スティーブ・ロザリーの奏でる繊細なギタープレイ・トーンが聞き所だと思うんすよねー。この作品はタイトルにもある通り、フィッシュの自伝的内容をコンセプトとしたアルバムで、ドリームシアターの「シーンズ・フロム・ア・メモリー」にインスピレーションを与えたアルバムとしても有名。
お勧め曲はポップな'Akayleigh,'Blavender、大作指向の'G'H'Iかな?
ただ残念なのは、'Eでアルバム全体の流れを止めているような気もします。
Live From Loreley [VHS] [Import]
87年ドイツでのフィッシュ脱退前のライブ作品です
同名ビデオ&DVDのCD盤です。
内容に関して演奏はいつもながら素晴らしいものですが
音質がダメです。デジリマとありますが元々の音源がチープな為、
音圧およびスペース感の向上はありません。
また前述のビデオ&DVDに4曲(White Russian,Fugazi,
Garden Party,Market Square Heroes)がプラスされています。
Fugaziが追加されたことによりのでそれまでのベスト盤的な
ライブ作品となりました。
Marbles on the Road [DVD] [Import]
「MARBLES」アルバムの完全再現ライブ。さらには、「BRAVE」アルバムからも2曲やるなど、盛りだくさんの内容。演奏技術は言うまでもなく、Vo.のパフォーマンスも、まるで演劇のようで、見ていて面白い。よって、DVDという媒体で発表したことは、大正解。その他、インタビュー、ビデオクリップ等、お腹いっぱいです。
Somewhere in London [DVD] [Import]
マリリオンと言うと、未だにフィッシュ在籍時のジェネシス・フォロワー的側面で語られる事がある。
しかしVoが現在のスティーブ・ホガースに交代して約20年。
バンドメンバーの交代は、他にファーストアルバムで参加したドラマー、ミック・ポインターからセカンド以降イアン・モズレーに変わったのみなので、五人のメンバーは不動で現在に至り、今秋に新譜を発売する。
さてそのマリリオンの現時点での最新ライブ映像が本作だ。
一見してわかるのが、ホガースのヴォーカリストとしての力量は勿論、ステージ上でのパフォーマンスも非常に優れている事。
そして見逃せないのが、長年に渡ってリズムを支えているイアンのドラムとベースのピート・トレワヴァスの、ベテランならではの安定感と、それでいてニューカマーの様な野心に溢れたプレイであろう。
ピートは、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイ、元スポックス・ベアードのニール・モーズ、フラワー・キングスのロイネ・ストルトとの四人による「ブロジェクト」と呼ぶには余りにもクオリティが高過ぎる"トランスアトランティック"を始め、"KINO"等マリリオン以外での活躍も多く、現在のプログ・ロックシーンにおいて隠れたキーパーソンだ。
イアンはバンド外での活動は目立たないが、加入以降の全アルバムにおいて常に「バンドにおけるドラムの仕事はリズムのみにあらず」と言わんばかりのサウンドを聴かせてくれる。キャラ的にも佇まいにおいてもバンド内で一番落ち着いている様に見えるだけに、本作の様な映像作品ではイアンの存在感も注目点である。
そしてバンドリーダーであるギターのスティーブ・ロザリー。
正直な感想としては、ギターの腕に衰えは感じられないものの、プログ・バンドの謎の法則
「誰かがメタボを通り越して、相撲取りかプロレスラーかって位に横方向に巨大化する」
にロザリーが見事にハマってしまった。個人的にはアル中で来日時に歌詞を忘れて声も酷かった時のジョン・ウェットンや、90年代に再結成していた頃のEL&Pのグレッグ・レイク並みに見える。
ロザリーはバックコーラスをしないのでボーカリスト程にシビアな肉体管理をしていないのかも知れないが、他のメンバーが驚く程普通の体型を保っているだけに目立つの何の。ロックバンドは最低限の見た目も気を遣う必要があると言う事を痛感した。
肝心の全体のパフォーマンスであるが、例えばマリリオンを知らない人にいきなりこの映像を見せたら、きっと彼らが80年代初期から活躍するベテランだとはきっと気付くまい。
それ程にエネルギッシュであり、そして確かな技術に裏打ちされたプレイ。
マリリオンが今も進化し続けるロックバンドだと確信出来る作品である。
Script Fot a Jester's Tear (Bonus CD)
Only five songs, long and boring solos and complicated lyrics... if you agree with these statements stop reading here and go check Enrique Iglesias's page...
Ok for the rest of you I'll share my opinion. Only few bands in the history of music started with such an impressive debut album. Every song here is a masterpiece but the peak is the title song "Script for A Jester's Tear". This composition is worth writing an essay about!