日本歌曲選集4
鮫島有美子の日本歌曲に関しては、あらゆる意味で、もう、「素晴らしい」としか言えないです。
彼女のたおやかな声は、日本歌曲のもつやはりたおやかで美しい調べとマッチしています。
それ以上に驚嘆するのは、彼女の日本語の発音の美しさです。
声楽を少しかじったことのある方ならお分かりになると思いますが、日本語の発音というのは、歌においては、非常に非常に難しいのです。
非常に繊細な言葉であるため、少しでも気を抜くと、不自然で大仰な表現になったり、日本語に聞こえなくなったりします。
同時に普段語っている日本語に近くしようとすると、それは声の響きを潰してしまうことにつながりかねません。
鮫島有美子はそれら全てをクリアしています。
このひとの活動は、世界中に日本歌曲の美しさを伝えてくれると信じています。
このCDで特筆すべきは、日本人の歌手は大抵一枚くらいは日本歌曲集を出してるものですが、やはり扱うのは山田耕筰。
しかし、ここには、ジャパニーズクラシックのファンでなければ知らないような名前の作曲家ばかり並んでいます。
意欲的な取り組みです。そして、それに見事に成功していると思います。
俺は女王様
はっきり言って、王様よりもすごいです。
数々の名曲を日本語にし、かつ音楽に乗せているのは、すごい。意訳して言葉を選ぶより、直訳の持つ妙技を出しています。すばらしい日本語訳のカバーならここまで売れなかったと思う。
それと歌詞がもともとない「太陽にほえろ!」のテーマの数々は、あの”熱い”刑事ドラマの雰囲気を十三分に出しています。歌詞を当時の映像が合間見える時、さらにかの名番組も面白さを増します。
たんぼのおばけタニシ (そうえん社 写真のえほん)
こんなタニシがいたのですね。最大殻高が8cmにもなるタニシがたんぼに!
「お化けタニシ」は、若くて柔らかい苗が大好き。田植えをしたばかりの苗が狙われやすいということです。
5月を過ぎると、ピンクの卵をたくさん産み付けます。うじゃうじゃって感じです。
――紹介は、この程度にしておきましょう。小学3・4年なら十分に読める写真集(?)です。一度読んだら忘れられない印象が残ります。感想文を書く題材としても、理科の研究としても面白いと思いますよ。
本州のウミウシ―北海道から奄美大島まで
沖縄を除く日本全国で観察されたウミウシをかき集めて1冊に編集したようで、掲載種は650種以上と今までの国内のウミウシ専門書をはるかに上回る量の内容に圧巻。
ダイバーは「沖縄のウミウシ」とともに一冊は持っておきたい本である。
ウミウシ―不思議ないきもの
自然には美しいものがたくさんあると実感させられました。
それぞれのすばらしい配色はとても偶然にできたとは思えないすばらしさです。
本屋さんで見つけ、その後何日経っても気になってしまい、結局買いました。
でも、本当に買ってよかった。