頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション [DVD]
視聴者にうけやすいようにアレンジされていますね。
原作と内容が違ってしまうのは仕方がないことだと思います。
これについて不満はないです。
内容的には、青春ものの定番のようなやりとりと、カーアクションの二本立て、という感じです。分かりやすいです。
しかし、よくまあ、あんな狭い道でドリフトを実際にやったな、と思います。また、それとは別に、日本の風景が美しく、適度にアナログに撮られていたのも印象に残りました。きっと、監督さん?には、日本の森、田んぼの風景が独特に感じられるのでしょうね。
あと、役者さんがよく見かける日本人俳優よりギラギラしてるというか、男っぽい感じで、これも良かったと思います。原作とのマッチングはともかくとして。
この映画、だいぶヒットしたようですね。ハリウッド映画ばかり目に付くこの頃ですが(田舎だと他の作品はほとんど上映されません)、こういう作品が人気になるのもいい事でしょう。
頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スペシャル・エディション (初回限定生産) [DVD]
☆−2は日本語吹替え版への評価
劇場公開時、関東・関西の一部を除くほとんどの映画館は日本語吹替版での上映だった。
この日本語吹替版は、主演のジェイ・チョウ自らが映画のために書き下ろした主題歌はもとより、
劇中挿入歌までが、大手日本レーベル所属歌手の歌に替えられてしまっている。
「どっちの歌が合っている」とかいう問題ではない。
「ジェイ・チョウのファンだから許せない」という次元の話でもない。
音楽も含め、すべてが一つの作品であることなど言うまでもなく、配給会社が監督に成り代り
好き勝手な音楽をくっつけていいのなら、映画はレーベル宣伝のPVになってしまう。
このようなことが一度まかり通ってしまうと、今後日本で公開される外国映画は、ますます
宣伝のために利用されていくだろう。
音楽によって映画のトーンがどのように変わってしまうのか、証明してくれるこのDVDが、
日本の映画配給のあり方に一石を投じてくれることを願ってやまない。
Mac OS X Hacks―プロが使うテクニック&ツール100選
OSXの便利な使い方100選。目次を見ればこの本を読んで得られることが把握できるのが良い。私はFireWire経由でmacを他のmacのHDDとしてマウントする方法や、SSHデーモンの起動は初期設定の「リモートログイン」にチェック、ってのが役に立ちました。OSXは使ってるけど、unixって何?という人に特にオススメの一冊。lsやpwdなど簡単なコマンドの実行、コマンドラインエディタの使い方といった初歩的な所から丁寧に解説してくれる。逆にBSD畑からOSXに来た人には少し物足りないかも。OSX10.2を前提に書いているのでUI周りはOSX10.3では変更になっている部分も多い。
エスケープ(紙ジャケット仕様)
大御所ギタリスト・森園勝敏が自らのバンド『Bird's Eye View』とともに製作した力作。
この時期の森園氏はナベサダやジョージ川口らと共演したりと、ジャズへの傾倒を見せていた時期。
それを見事に形にしたのがベン・シドランの名曲「キャディラック・キッド」のカバーだ。
ベン・シドラン必殺のリズムとも言うべき連拍のリフレインを生かしながら、テーマ部分を4ビートに作り変えたアレンジは絶妙で、白尾泰久氏のサックスともども“名演”とも言うべきプレイを聴かせてくれる。この曲は当時フュージョンからジャズ寄りの演奏をしていたこのバンドのメインの楽曲であり、ライブでも大喝采を浴びていた曲でもある。
またしっとりしたボーカル曲も秀作揃いで、森園氏の充実ぶりが窺われる。コーラスを担当した当時の中村哲の奥サマ・中村裕美子の存在も光っている。もちろん森園氏の泣き節ギターも絶品だ。
ジャズ・フュージョンのバンドの割りにはドラムが若干カタい感じがするが、バンドのまとまりも非常に良く、全体的に落ち着いたムードて統一された非常に丁寧な作りのアルバムだと思う。
ちなみにこのアルバム、スイング・ジャーナル誌の人気投票で3位にランクインした実績を誇る。
あの四人囃子で縦横無尽にギターを弾きまくっていたロック・ギタリストのソロ作とは思えない現象として、当時は大いに話題になった作品である。間違いなく日本のジャズ/フュージョン界に足跡を遺した名作中の名作。