ストレンジデイズ 2011年 11月号 [雑誌]
雑。
この一言につきる。
雑多にメリハリ無く記事がある。読みにくい。写真が掲載されていても、誰の写真なのか知ってる人しか理解できない。まず、雑誌が編集者の意図したとおり読者が読まれるとは限らないので、その点について初歩的な過ちを侵してしまっている。これが残念な事。とにかく判っている人間以外には判りにくい紙面構成になってしまっているのが残念。震災以後、財政的な面で、ライターや編集者の力が及び切れない部分があるのかもしれないが、そこはやっぱり丁寧な誌面作りをお願いしたい。それなりの価格に見合うように。
虹の歌集
「ゲド戦記・歌集」の「時の唄」で葵ちゃんの歌声に泣かされて以来のファンです。
去年、兼ねてから評判の「The Rose」を旅先で偶然ラジオで聴けて、発音の良さにも驚かされました。
今回は原作の大ファンだった「西の魔女が死んだ」を観てから買うかどうか決めよう、と思っていました。
映画館内で、購入決意(笑)。
「虹」は黙っていても静かに泣かせてくれる、浄化されていくような曲ですね。
ラジオで最初聞いたときは「唄の演技」が出来るようになっていたことにかなり衝撃受けました。新しい葵ワールドだぁ!と。
J−POPのカヴァーは新鮮でしたがもっとオリジナルも聴きたかったかなぁ、と思います。
(でも、「元気を出して」は女の子なら一度はカヴァーしてみたい気持ちもすごくわかる〜!!)
家族が出入りする、それこそ“家族の風景”の中でかけていたら、8曲目「家族の風景」で家族が隠れ涙していて、もっかい聴いてみようとかけて私がもらい泣き。名曲ですね、翻訳された方にも拍手を贈りたい。
葵ちゃんの澄んだ歌声を聴くたび、背筋がちょっとシャンとして、足元の幸せも見逃さない人でいたい、と思います。
谷山浩子ベスト 白と黒
子供向けの音楽番組をテレビで観ていて、
突然ある歌にゾクゾクっと、ビリビリしびれまして、
画面に目を向けると『まっくら森の歌』
谷山浩子さんと出ていましたので、
衝動買いしました。
彼女のことは、カントリーガールや
石川ひとみさんに提供した曲で存知あげては
いましたが、まだまだたくさん良い歌が
あったのですね。
なんか損した気分です…
夢みる力
いわなくていい感想A: アコースティックな響きが少ない。「きみのともだち」を持田香織版と比べると、吉川忠英のギターがやっぱり効いてたなぁと聴こえてしまう。東京のライブではゲストミュージシャンが登場して生楽器の音を楽しませてくれているようなのに、彼女がアルバムをほとんどAQさんとだけで仕上げてしまうのは、絶大な信頼とか(AQさんのアレンジは相変わらず素晴らしい)、リファレンスとしての純度とか、変なことされたら困るとか、声のコンディションとか、そういうこともあるだろうが、ひょっとして谷山さんの面倒くさがりが最大の理由だとしたら・・・ありえる。
そして、谷山さんの透明な声に残された時間は長くないかも知れない。あんまりのんびりしてないで、毎年アルバムを作る、旧作をスタジオでピアノ弾き語りでどんどん録音する、などできるだけ歌声を残してほしい。
いわねば感想B: 谷山浩子はやっぱり凄いです。当たり前のように全曲名作。 しんみり、にっこり、ノリノリ、沈黙、しあわせ、勇気・・・・魔術的谷山旋法全開! で極上の音楽的快楽を得られます。 そして「きみのともだち」のラスト、声が裏返るところで、その愛の深さに思わず涙してしまいます。 歌詞本来の意味が別次元に飛翔するこの瞬間こそ谷山さんの真価だと思います。 とっつきにくい曲があったとしても、繰り返し聴くべきです。彼女の心を受け取れるところまで、聴き手の心を育てていくべきです。 谷山さんの音楽にはその価値があります。
北極ライフ
白くまの将来が大変なのは知っていましたが、それを頭でなく心で感じられる素敵な本です。小さくなった氷に取り残される白くまや餌を探して放浪する白くまの不安そうな表情など、野生の動物でこれほどの写真が撮れるのは、ナショナルジオグラフィックならではでしょう。それに谷山浩子さんの詩がぐっときました。「お母さんも教えてくれなかった」という一言で、自分たちのすむ環境が知らないうちに変わっていっていることを感じさせてくれました。私たちに何が出来るだろうと、心から思える本です。