Pen (ペン) 2011年 12/1号 [雑誌]
旅先で偶然耳にした音楽が、その時の風景や自分の心境とシンクロし突如心を奪われる。その後も、その曲を聴く度に当時の思い出が蘇る。そんな幸せな音楽体験が誰にでもあるのではないでしょうか?
本号は、著名人たちのそんな幸せな体験を集めた1冊。音楽に造詣の深い人たちが多く、センスの良い選曲が光ります。以前は雑誌などで音楽を特集されても試聴する術がなく、購入してみてガッカリということもありました。今はyoutubeなどで気軽に聴けるのがいいですね。ライブラリに新たな曲を加えることができ、満足です。また、きれいな写真も多くインスパイアされました。
大きな輪(初回生産限定盤)(DVD付)
個人的ですが、宮本さんにはもっともっと現代音楽に入って欲しいです。現代音楽にバイオリンという可能性をもたらす先駆者になって欲しいです。そういう意味でこのCDはクラシックにあまり触れない人々にも非常に聴きやすいものとなっています。名曲ばかりですしね。ただORANGE RANGEがすごくカオスでヤバスな雰囲気を作ってます。まぁそれもご愛嬌でしょう。
僕はこのCDすごくいいと思います!
Brand New Days
全体的に色々な曲が収録されてます。Kiroroらしい曲もありますが、様々なコラーボレーションから生まれた新しい世界観があります。
歌い手として表現力が広がっています。充実した作品になってます。
先行配信されてた、宮本笑里さんを迎えた「朝日」が特にいいですね。
アルバムの歌詞の最初と最後が「神様」で締めくくられているのも何か意味があるのかもしれないですね。
うたの歌(DVD付)
「うたの歌」「種」「ココロノート」の
3曲と各曲Instrumental。
DVDはNHKみんなの歌で流れる
坂井治さん作のアニメーション。
以下は私の感想。
2曲目の「種」を聞いて、あるDJがラジオで話した
彼の祖母の話を思い出しました。
おばあちゃん子のDJは祖母に、誕生日に何がほしい?
と聞きました。
おばあちゃんは言いました。
「こん年になってほしかもんやらなかよ。
ただ、あんたたち、親戚みんなが
集まってくれるとがうれしかだけよ。」
それを聞いたDJ、ああそうか、
祖母は自分が木の幹のように
感じることが幸せなんだ。
子が、孫が、枝葉となって
つながっている、私を中心に
みなが集まってくれる。
それを実感できることが最高の
プレゼントなんだねと。
女が花を咲かせようにも困難な時代。
思い描いたきれいな花は
咲かせられなかったけれど、
こうして大きな木になった。
そんな戦後の名もなき女の一生を、
あたたかく照らすおひさまのようなうた。
違っていたらごめんなさい。