MM The Journey vol.4―マドモアゼル・モーツァルト 開幕 [HD]―
ついにマドモアゼル・モーツァルトの幕が上がりました。 初日に来ていただいたお客様の声と、舞台の様子を少しだけご覧下さい。
機体の動き、課される任務の内容など基本的な部分は、ナムコ「Ace Combat」とSEGA「Aero Dancing」の中間にあたると言えます。どの速度域でも比較的自由に旋回できますし、旋回中に速度が落ちません。着陸時などでも、失速が起きにくくなっています。僚機は1機だけですが、敵の数は多数います。
ただし、初めて「フライトもの」をプレーする人には難しいかも知れません。教習過程はあるのですが、複合的な動作を最初から要求してきます。
機体の操作は、初心者には難しく上級者にはもの足りない中途半端な印象が否めず残念です。より上級者を対象とした「スーパーリアルモード」と初心者向けのモードを選択できれば良かったのですが。
この作品の長所としてあげておきたいのが、地表が変化に富んでいる点です(あくまで類似作品との比較で、主観的にはまだまだもの足りませんが)。渓谷や群島があり、なかなか見事な景色を楽しめます。山はあまり高いのはありませんが、地表の起伏を表現しようという意思はそれなりじに感じる事ができます。マップ内の基地に着陸することも可能です。
しかし、ゲームとしてのバランスはあまり良くありません。敵、味方ともミサイルの回避が困難なために「先に敵を見付けてミサイルを発射した方の勝ち」になってしまいます。これでは機銃を使った格闘戦を楽しめません。ミサイル回避は、操作が難しいというより運任せで且つ成功確率が低く、「上達したい」という気持になりにくいというのが正直な感想です。現実の戦闘に近いかも知れませんが、ゲームとしては面白くありません。
また、作戦の最中に何度も弾薬の補給や機体の修理のため基地に帰還する必要があるのも問題です。1回だけなら面白かったのですが、3回も4回も同じ事を繰り返させられるのには閉口しました。
操作できる機種はF-16など3種(とその派生機種)のみですが、戦闘機メーカーから提供を受けたプロモーションビデオを多数収録するなど、プレーヤーを飽きさせない工夫はしているようです。