Lonely Planet Bangladesh
I have to admit I was a little disappointed when the book arrived. I realize that it is not on the tourist trail and a nation not often covered in guidebooks, but I was hoping for more in-depth cultural observations and descriptions of destinations is one of the few books out there on travelling Bangladesh. However, for the short-term traveller this book has been updated recently and covers enough to make your trip-plannning easier and give you a general overview of what you might encounter over there.
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
小説のシリーズものを読んでいるような錯覚に陥りました。
同じタイトルの一作目を読んだあとに続けて、この二作目を読みましたが、行間からは「自信」というか「落ち着き」が感じられる気がしました。
とにかく、著者の山口さんの行動力には驚かされ、元気づけられます。
このあとどのように「マザーハウス」が発展していくのかとても楽しみです。
三作目が待ち遠しいです。
ジョージ・ハリスン & フレンズ コンサート・フォー・バングラデシュ デラックス・パッケージ (通常版) [DVD]
あれから30数年。3枚組のレコードは、それこそすり切れるほど聴いたのに、なぜか映像は観ていないのです。でも、このレコードで、僕はクラプトンを初めて知りましたし、ディランの大ファンにもなりました。また、インドの音楽にもなじめるようにもなりました。他に、レオン・ラッセルやビリー・プレストンの歌も大好きになったのです。今でも、全曲、隅から隅までよく覚えています。本当に待ち遠しいです。でも、だからと言ってそんなノスタルジーがなくても、多くの人に聴いてもらいたい作品でもあるのです。このときのクラプトンは、けっしていい健康状態ではなかったようなのですが、メンバー紹介のときの大歓声は感動ものでしたし、リンゴ・スターも1曲歌って、大人気。レオン・ラッセルを知らない人も多いと思いますが、この当時のロック界での凄い勢いを、感じて頂けること請け合いです。そして、ディランは、まるでカントリー歌手のような歌い方で、キュートに、「もう絶対歌わない」と言っていた名曲たちを、ジョージとリンゴを従えて披露しています。何せ、ビートルズの解散から、まだ1、2年のことなのです。映像が良くなっていることも期待して、とにかく待ち遠しい。勿論、ジョージの大奮闘ぶりは、涙なくしては観ることができないと思います。
国をつくるという仕事
著者のことは、雑誌「選択」(おすすめです)で知っていて、僕がこの雑誌を読み始めてまもなく、ブータンの雷龍王のエッセイを読み、いたく感動したのを強く覚えています。その「選択」に掲載していたエッセイをまとめたものが本書です。
世銀の副総裁であった著者の、各国(特にアジアの諸国)での随想録となっています。茨木のり子を彷彿とさせる著者の文体に、強い愛着を感じながら読みました。
珠玉ともいえる本書の中で特筆すべきは、ブータンに関するエッセイたち。僕がこの本を購入した理由もまさにここにあったわけですが、ブータンの雷龍王こそ、指導者のロールモデルだと思います。
思慮深さに裏付けられた知性と結びついた思いやりが余すところなくあらわれる行動、いつも自己省察を続ける真摯な姿、さらには民衆の盲従を避けるために自らすみやかに王位を去る潔さから、各国の指導者たちは多くを学ぶべきだと思います。雷龍王の人間性は国民に深く浸透し、ブータンで出会う国民の多くが素晴らしい人々であったと、著者は回想します。
さらに「さすが」と思ったのが、インドのブータンに対する態度。インドは人口70万人にもならないブータンを、大国に対すると同じ礼をもって遇しているそうです。これは、ネルー首相時代からのことで、現マンモハン・シン首相にも共通しています。国を遇するにおいて、その経済力や軍事力でなく、純粋な徳をその土台としているという点において、ガンジー以来の伝統を確かにインドは受け継いでいるのだと感じました。
(ちなみにインドの人々がが人物を徳を基準に評価する伝統は、ブータン以外の例にも見られます。元々インド人ではなく、かつヒンズー教徒でもないマザー・テレサを「偉大なインド人」第1位に選出したのも、他ならぬインド人でした。(ガンジーは国父なので、この投票から除外されています))
本書の印税のすべては、ブータンの王妃が運営をするNGO、タラヤナ財団に寄付されています。著者いわく、このNGOは、経費を最大限に切り詰め、可能な限り寄付金を実際の貧困削減に充てているそうです。こういうNGOに対しては、NGO本体に寄付をするのが最も妥当であるにも関わらず、プロジェクト以外にファイナンスをつけられないのが多くの援助機関の弱点であり、だからこその著者の印税寄付なのでしょう。