戦力外通告 ~諦めない男たち編~
果たして幸せなシステムなのだろうか?サラリーマンとはまったく違う個人事業主なので一概には比較できないが10代で大金をもらっても、なかなか自分では管理できないだろうし、辞めてからの人生のほうがはるかに長い。幸運にも球界に残れたとしても基本的には1年ごとの契約・・・。このシビアなシステムから毎年、脱落する人物にスポットをあててその後の人生を追いかけるテレビシリーズの出版化はどうしても読んでしまう。注文を出すとすれば、テレビには出られないほどの過酷な「その後」を送っている元・プロ野球選手まで取材することは不可能だろうか?そこまでのツッコミを期待するのももちろん酷であるのは十分承知しているのだが・・・。
遠海事件
86件の殺人を自供したシリアル・キラー、佐藤誠の物語。
死体を発見されないように、完璧な証拠隠滅を図る手口で、事件そのものが発覚しない「完全犯罪」を成し遂げてきた彼が、なぜか、首を切断し、死体を残してしまい、証拠隠滅が不十分となった「遠海事件」。
実録小説形式でその事件を綴ったのが本作品です。
2008年発表。
犯罪学者が著す書物について、事件を描写する小説部分を、著者と同名の作家、「詠坂雄二」が執筆、各章には「コラム」が挟まれ、そこは犯罪学者が記述すると言う凝った構成となっています。
このような作品自体に趣向を凝らすところは、現代ミステリらしく、好印象です。
巻末には、本実録小説の「前作」とされる作品の広告(もちろん架空)が掲載されているほか、奥付の見開きページの右ページには、巻末資料「遠海事件に伴う佐藤誠の足跡」と言う年表が載っており、作品を読みながら見ると、かなり楽しめるのではないかと思います。
作品の中心は「佐藤誠はなぜ首を切断したのか?」と言う副題のとおり、その謎の解明へ向けて、ストーリーが展開していきます。
そこには、本格ミステリ好きが望む「合理的な理由」が提示されており、満足度の高い出来になっていると思いました。
ただ、説明が不十分ではないかと思える部分があり、その点がちょっと残念。
でも、全体的には、以前からミステリには多く取り上げられている「首を切断された死体(いわゆる首無し死体)」について、新機軸を狙ったものとして、著者の姿勢は評価に値すると思います。
本作品は、文庫化されていませんが、売れ行きはそれほどではないのでしょうか。本格志向の読者には、大いにオススメ出来る作品だと強く感じました。
首を温めると体調がよくなる
「なまけているわけではないのに働けず、日中から微熱が出て横になる。
しかし気をつかわなくていい友達とはお茶や食事に行ける。」
こんな人を見かけたら誰でも「性格が悪い」って思ってしまいますね。
また
鬱になったら、それは「軽い精神病」と見なされてしまいます。
しかし
著者の医学博士の松井考嘉先生は、それは「首の筋肉の異常」だと断じ、
うつでは94%の患者さんの完治というすばらし実績をあげておられる。
こうした首こり病には、「首を温めるのが良い」と治療に取り入れられている。
一方ほとんどのお医者さんはというと、健康保険診療が当たり前で薬に頼る。
この本には、薬によらない貴重な治療体験とアドバイスがいっぱいつまっています。
悩んでおられる方は是非ご一読を!
私も首を温める遠赤の「ライフウォーマー」の開発者として
首の温めには遠赤外線を活用すればさらに効果があがるのでは・・・、
と思っています。
首を整えると脳が体を治しだす
「最近、なんとなく疲れが取れない感覚があったり、
肩や背中が凝っている感じがするんだよね」
と友人と話してたら、薦められた本。
長年、腰や背中に痛みがあり、
薬やマッサージなどでだましだましやってきたという、友人は、
一生このままかと諦めていたらしいのですが、
本書を読み、治癒力を高める事ことによって、
まだまだ改善の可能性を感じることができたそう。
自分自身は「どうにかしないと」と言うほどではなかったのですが、
読んでみて、価値観が一変。
姿勢の大切さと、どうすれば自分でもいい姿勢を保てるか、
わかりやすく解説してあるので、早速実践しています。
「自分の状態が悪くなる前に知っておいてよかった」
素直に、そう思える内容でした。
体の違和感が大きくなる前に読んでおきたい一冊です!
また、著者の考え方が前向きですばらしく、人生観にも影響を与えられました。
気になってブログも拝見しましたら、本と同じでわかりやすく面白い内容でした。
体に痛みを感じても、感じなくても、人生に迷った時に読むのもいいかもしれません。