ヴァガボンド・ハート
80年代後期のヒットソング「This old heart of mine」あたり
の延長線上にあるアルバムだと思います。
「セクシー」さはなくなりましたが、その分「アダルト」さが
増して、「みんなでロックを楽しもうよ」的な元気ハツラツの
ロックナンバーが目白押しなアルバムに仕上がっています。
1、2、7曲目あたりは、まさにそんな感じ。
6曲目、12曲目などのしっとりと聞かせるナンバーもイイッ!
ゲスト陣も大変豪華。バックを固めたセッションマン達は
一流どころが揃っています。長きに渡り第一線で活躍してきた
彼だからこそ出来る、贅沢さですよね。
安心して聞けるナンバーがズラリと揃っていますし
気軽なドライブとかにも最適な一枚かなと思います。
ただ「ダウンタウン・トレイン」が入ってないんだよな~。
バガボンド(1)(モーニングKC)
『バガボンド』の評判は知っていましたが、自分の抱いている宮本武蔵のイメージと合わないような恐れを感じて今まで読みませんでした。
最近、著者の絵を拝見する機会があって、武蔵の絵を見た瞬間、この作品に呼び戻された感じです。
武蔵は、日本の武芸者としては最強の男であったと考えています。
二天一流は、武蔵以外使えなかったわけで、彼の類稀な筋力だけが使える剣術であったようです。
若いうちには、剣の強さを執念で追い求めた武蔵が、本当の人間の強さに目覚めるのが日本の「道」に通じているのですが、宮本武蔵に幾多の人が惹かれている部分でしょう。
第1巻では、荒馬のような武蔵が登場します。
抜けた存在は日本の社会では異端視されます。強いがゆえにスポイルされる若き武蔵。
著者の絵は、現代人が共感できる武蔵像であるように感じました。
この先が期待で胸膨らみます。
〔数量限定・特価品〕〔ソースバガボンド〕ハイドレーションシステム WXPリザーバー 3L 〔ストームバルブ〕
他のハイドレーションと比べて、水につく臭いは圧倒的に少ないです(無臭ではありません)
取り扱いに関しては、上部の開口部が大きく開く+大型のキャップもついているので非常に便利です。
水だけなら洗浄の必要はなく、乾燥だけの基本メンテフリーで使用できます。飲み口のバルブは洗ったほうが良いでしょう。
ホース部分もSQCと呼ばれるクイックジョイントで簡単に脱着できるので乾燥も簡単です。
ホースが若干短いかな?3Lモデルを42Lのザックに入れてホースを取り出すと、肩口から少し下ぐらいにしかきませんでした。
もう少し大きなザックになるとハイドレーションポケットの下まで行かないように工夫する必要があるかもしれません。
飲み口からの漏れは皆無。かがんだり圧力をかけても閉めてあれば漏れません。プラティパス等のバイトバルブに慣れた人は
少々使い勝手か違うので戸惑うかもしれませんがすぐ慣れるレベルです。
素材の丈夫さも作りも非常に高レベルで安心出来ます。オススメです。
天才ヴァガボンド
発表されてから、はや数年になるが我が家のCD以外で聞くことのない曲。
でも、だからぜひ聞いてほしい。
イントロがすばらしい、本当に。
誰かにいつも心の中で「バカでごめんね」と思っている人は多いでしょ?
その皆さんの心をついてくれると思います。
きっときっと。
バガボンド(33) (モーニングKC)
井上雄彦の作品はどれも素晴らしい。「バガボンド」と同様に、今も同時進行中の「リアル」も魅せられる作品だ。もちろん「スラムダンク」も素晴らしかった。絵の上手さ、ストーリー展開、主役に劣らない程見事に描かれている脇役達の造形/作劇の才能、どれも当代超一流のものだと思う。武蔵は私も吉川英治の原作も読んだが、違う解釈と言ってしまえばそれまでかもしれないが、耳の聞こえない剣の申し子小次郎、武蔵を愛弟子の最強の敵とする様鍛え上げた宝蔵院胤栄、剣の天才だが何か倦怠感ただよっていた吉岡清十郎、70人と本当に戦いそれを鮮烈に描ききった一条下り松の戦い。どれも作者の類い稀な創造力の結晶だ。原作読んだ時どうしても理解できなかった無様で情けない登場人物だった又八でさえ、彼の苦悩を見事に描ききっていると思う。ストーリーの邪魔にならないさりげないユーモアもうまい。彼の漫画を読むのは至福のひとときだ。残念なのは、ファンは皆そう思っているだろうが、新作が中々出てこない事だが.... (^^;)
ところで、井上雄彦がバカボンドで宮本武蔵及び、佐々木小次郎などの剣の達人を通じて描こうとしているのは何だろうか?私は、「剣の道を極める事は、スポーツの道を極める事と同じだ」という事ではないかと思っている。武蔵は晩年「五輪の書」を出して剣の道の心得を記した。基礎、技の鍛錬/研鑽、闘争心、囚われない心、流れるような動き、無我の境地、などなど、「五輪の書」をそんなに深くは理解していないけれど、これらはスポーツの教本、イメージトレーニングの本やスポーツのコーチが教えている事と同じではないだろうか?勿論剣の果し合いの負けは死を意味するので、そこはスポーツとは違う。が、剣の道の探求の果てに果し合いで死ぬ事は辞さないというのは、自分の全てを出し切った挙句、相手が優っていて敗れたとしても悔いは無いというスポーツマンシップにも通じる。私もテニスを少しやるので、分かる事が少しあって、「理にかなった体の動き・使い方」はラケットスピードを早め、パワーさえ生む。これを井上先生は追い求め描きたいと考えている事なのではないかと思う。最後の対決をどの様に描かれるのか、想像は難しいが、心底楽しみである。そのための前置きのストーリーも私は歓迎したい。
バガボンド(33) (モーニングKC)リアル 10 (ヤングジャンプコミックス)