宇宙飛行 行ってみてわかったこと、伝えたいこと
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元々、宇宙に興味があります。
いろいろと本も読みました。
この本は一番好きな本になりそうです。
まず文章から。
この本は若田光一氏が、宇宙飛行士に応募した動機、選ばれたそして訓練をやりとげた喜び、困ったこと等を、自分の言葉で等身大で語ってくれているように感じます。
大学で航空工学を学び、日本航空でエンジニアをしていたという経歴をみると、もしかすると友人にもいそうじゃないですか。
文章のトーンも堅苦しくなく、すっと入っていけます。
NASAの訓練で、最初の頃は技術の内容は予習していってもみんなの英語が早すぎてついていけずつらかった、お客さんになってしまったこともありくやしかった。
というくだりもありますが、宇宙飛行士のエリート、超人のイメージが少し身近になりました。
ロシアの古き良きものを残している伝統ある訓練所の雰囲気が好きだとか、かってに親しみやすさを感じてしまいました。
本の中に何カ所か「私を支えてきた言葉」として名言を記したページがあります。
若田さんの文章にも勇気づけられます。
「有人宇宙開発を目指す方針が明確化されれば、それほど難しいことでは無いと思っています。」
など最高です。
一貫して情熱を失わずに事に当たるのが大事と語ってくれます。
写真は、美しいのも興味深いのも多数。
106〜107pが私のベストです。
眠れなくなる宇宙のはなし
ヴィレッジヴァンガードの宇宙コーナーで、興味があったので買ってみました。全体的にかなり読みやすく、宇宙のことに関心のある人なら本当に眠れなくなるんじゃないでしょうか。冒頭の「第一夜」で、まず宇宙のトリビア的な面白さを語り、続いて二夜以降で歴史を語る……という構成になっています。
最新の宇宙論など、「?」となることも正直ありますが、それはそれでそうなるだろうことを見越して書かれているので、「なるほどなぁ」と納得することもしばしば。「この宇宙が十次元の膜の中に挟まれて存在している」なんて唐突に言われても・・・という感じですが(笑)。でも、「地球上に存在している物質は宇宙全体の5%にすぎず、残りの95%は未知の物質で、そのうちの20%は光を出さない暗黒物質である」なんて、興味をそそられません?
不満というほどもものもありませんが、強いていうならば、歴史のところをもう少し減らして、最新の宇宙論をもっと読みたかったです。
ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙 [DVD]
カール・セーガン教授の科学TV番組「COSMOS」で育った世代なのですが、このDVDは見ていて本当に飽きません。「カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙」「カラー版 続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙」「カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産」などの新書でもハッブル望遠鏡の美しい画像写真の数々が楽しめますが、こういう美しい画像はやはりテレビの大画面で楽しみたいですね。同趣旨のDVDとして"Stargaze"シリーズもありますが、そちらは音声解説などがありませんので、その意味で本DVDに軍配が上がります。(なお音声解説はOFF出来ますので、環境ビデオとしても使えますょ。夜、寝付けないときにBGMだけにして流しておくだけで、スーッと寝られそうです。いや、実際寝ました(笑))
収録内容は文句無しですが、できれば冥王星も入れて欲しかったなぁ...惑星の定義から外れたから収録されなかったのでしょうけど。(本DVDで収録されてない内容は先に挙げた新書などをご参考下さい)
宇宙がきみを待っている
宇宙飛行士としての高い能力と素晴らしい実績を持ちながらも、NASAも認める人格者である若田光一さんの半生を描く本。
宇宙開発に携わる人間の一人としての熱い想いが伝わってきた。
児童書だが内容は高学年向きか・・・