クジョー [DVD]
原作は読んだことがありませんが、テレビでなにげに放映されているのを観て、おもわず引き込まれました。狂犬病の犬と、一台の車と、その中の母と子だけで1本の映画になってしまうなんて、相当の演出の技量がなければ出来ない事です。子供の泣き叫ぶ声とあの演技がドラマをさらに怖いものにしていた。ナイス・キャスティング。エンディングは原作ではハッピーエンドじゃなかった(?)みたいですけど、あれだけ怖い思いをすれば充分という感じです。 シンプルなストーリーなのにすごく怖かった。
インフルエンザ・ワクチンは打たないで!
2009年1月19日のasahi.comは以下のように伝えている
東京都町田市の「鶴川サナトリウム病院」(医療法人財団明理会)で、入院患者77人と病院職員24人の計101人がインフルエンザに集団感染し、17日までに患者3人が死亡していたことがわかった。(中略)東京都福祉保健局と同病院の説明では、死亡したのは100歳、85歳、77歳の女性患者3人。いずれも9日に38度以上の熱が出て、インフルエンザA型への感染が分かった。その後に肺炎を併発し、85歳と100歳の女性が11日に死亡、77歳の女性が16日に死亡した。(中略) 病院によると、インフルエンザワクチンは発症者101人のうち12人が接種していなかったが、残りの人は接種を終えていた。
以上の報道からするとワクチンを接種しても感染を防ぐことができなかったことになります
ワクチン接種によって血液中の抗体が産生されても 鼻粘膜 口腔粘膜での防御としての抗体産制はできないのではないだろうか
鼻腔に噴霧するようなワクチンで粘膜での抗体産生が期待できればとも思います
現在のインフルエンザワクチンは あまりにも お粗末だと思います
狂犬病再侵入―日本国内における感染と発症のシミュレーション
日本は世界でも数少ない狂犬病清浄国である。狂犬病を撲滅してから半世紀がたつ。それは喜ばしいことなのだが、身近にない病気になったがゆえに、狂犬病についての正しい知識を持っている人が少ないように思う。日本に発生していないだけで、世界中のさまざまな国で、狂犬病で命を落としている人が数多く存在するというのに・・。
この本では、狂犬病のメカニズムや予防と治療の方法に始まって、日本がどのように狂犬病を撲滅していったかに詳しく触れている。飼い犬の登録とワクチン接種の義務化、厳しい動物検疫、疑わしい野犬の駆除、この三本柱の方法で日本は世界に先駆けて狂犬病の清浄に成功した。
しかしそれで安心してはいられないのだ。もしも狂犬病が再侵入したら・・。その可能性を多方面からシュミレートした事例が後半にたくさん掲載されている。たとえば、海外旅行で犬や野生動物に噛まれ、帰国後に発症するケース。(実際に最近日本での死者が出ている)検疫を受けずに密輸入される動物から発症するケース。外国船から無許可、無検疫で上陸する犬が媒介するケース。やたらに恐怖心を抱く必要はなく、ここで大切なのは正しい知識を身につけることなのだと思う。十分に防げる病気だからこそ、なのである。
すべての哺乳動物が感染し、発症すれば死亡率100%の恐ろしい病気である狂犬病。ただ義務だから・・と犬に受けさせてきた狂犬病ワクチン接種についても深く考えさせられた。本書はとても読みやすく、良書だった。
一生インフルエンザにかからない体質の作り方
本書は第1章がインフルエンザに関する正しい知識の復習、第2章がFluにかからない体質の作り方で、免疫システム作りやウイルス対抗策だ。第3章がFluにかからない為の生活習慣の解説だ。現実的な対応を平易に解説した書である。よくある新型Flu全般解説書とは違う。ワクチンやタミフルや予防策を全て否定する極端な書ではない。免疫力を強化し、体質を変えること、そしてサプリメントをうまく摂ることが本題だ。以下は本書の内容の備忘録とする。ワクチンは過信はできないが薬に頼るよりは有効。人間の免疫システムが体内で抗体を作るのに1週間、タミフル等はすぐ服用しそれまでの時間稼ぎ。感染しにくい体質作りには、(1)腸のコンディションを整える。(2)必要な栄養素をサプリメントで補う。(3)超高濃度ビタミンC点滴IVCでの予防。添加物に入っている食品は極力回避、食品内の抗生物質に要注意。自分に合う乳製品の摂取。ハウス栽培等の影響で現在の野菜にはビタミン・ミネラルが昔ほど多くない。免疫機能の保持には野菜・果物を十分に食べ、補助的にサプリメントに頼る(ビタミンA、C、E、B群、セレン、亜鉛)。良質なたんぱく質(アミノ酸)を通常食で確保。ビタミンC25gを2週間に1度点滴。N99マスク着用、玄関コート掛け、付着ウイルスを玄関で遮断、マスクのビニール袋入れ廃棄、帰宅時に石鹸で全身シャワー、帰宅後20分以内にうがいと鼻洗い、エアコンに注意、加湿器で50〜55%(60%以上はカビ発生)、水分補給は夏で1日1500ml、携帯ペットボトルでこまめなうがい、免疫を落とすので飲酒に注意、飛行機内は高確率で感染、ストレス管理、早寝早起き、朝7時までに朝日を浴びる。以上すぐに実行したい。しかし栄養分は出来るだけ通常の食品から摂取し、サプリメントにはあまり頼りたくない。点滴も遠慮したいが。
風邪の効用 (ちくま文庫)
風邪の治療薬を発明すればノーベル賞はまちがいないといわれています。
西洋医学では、風邪は病気であり、
主として症状を和らげる対処療法が一般的ですが、
整体法では悪くなった体を元に戻すための過程であると述べておられます。
風邪は病気ではなく、自己治癒の現われであり、
背骨を矯正すれば治るというのは、にわかに信じがたいですが、
経験的には案外正しいのではないかとも思えます。
内容自体はあまりまとまっていなかったり、
詳しく知りたいことが語られていなかったりと、
不満は少々ありますが、
東洋の神秘というべき整体を知るきっかけになるには十分の本だと思います。