Disney・PIXAR GREATES
日本盤と輸入盤では、収録されている曲のうち2曲が異なるので
購入前によく確認してください。
この日本盤のみに収録されている、ホンジャマカ石塚さんと爆笑問題田中さんの歌う
「君がいないと」がなかなか良いです。
日本語の歌も聞きたい方は、こちらの日本盤の購入をお勧めします。
一つ残念だったのは「ファインディング・ニモ」のスタッフロールで流れる歌も
当然収録されているものと思っていたら、未収録だったことです。
ちなみにトラック1〜9と、24〜25が歌入りの曲です。
バグズ・ライフ [DVD]
職場の方からすすめられて借りたDVDがこの1999年版だったのでこちらでレビューを書いた。ジャパニメーション好きでディズニーなどはいまいち好きになれない自分だが、この作品は確かに「家庭に一枚」「親と子が見るアニメ」として過不足ない作品だと思う。「小さな世界」をよくまとめて書いてあるし、この作品が1998年の作品だとは使われているCGのクオリティを考えると信じられない。このあたりは物量を投入できるアメリカならではの世界であり、アメリカ人が遊ぶこと・楽しむことにいかに熱心に労力を注ぎ込むかという(いい意味での)見本とも言えると思う。
ただ、他の方のレビューにもあるが、日本人としては「七人の侍」のパロディに見えてしまう点、そしてバッタ(キリギリスではありません)が悪役にされている点は昆虫の生態に詳しい人から見るとどうも首をかしげてしまう。バッタは確かに害虫だが日本人としては「仮面ライダー」のイメージが被るのかもしれない。あるいはコヨーテのように、それほど悪い動物でもないだろうになぜかアニメでは悪役にされる昆虫なのか? とも考えてしまう。
そして、弱いものが団結して強いものに立ち向かう、と考えると日本には「ガンバの冒険」とか、昆虫の話なら「みなしごハッチ」といった過去の名作はそれ以前から存在しているではないか、とも思える。もちろん、それでこの「バグズ・ライフ」が面白くないということは全然ないが。突き抜けたほどの名作とは思えないが、見ておいて損はない良作と言える。その一方で9.11の同時多発テロ以降、こうしたある意味反体制的な作品がアメリカから一斉にになくなってしまった感がある現在、同じような作品は今なら作れるだろうかという懸念も感じてしまうが…。
音声は英語版は5.1chサラウンドで、初期のサウンドデザインらしく通常は前方から聞こえ、ここぞというときにサラウンド効果を使うという感じ。もちろんこのあたりは同時代のジャパニメーションとは比較にならないハイクォリティでとてもうらやましく感じる部分だ。
さて、この1999年版は画像はレターボックス仕様で、他のレビューによると2004年や2006年版のDVDもレターボックス仕様だったという。それはこの作品の本来のCGの質を考えるとあまりにももったいない。実際、字幕の位置のせいで16:9の画面いっぱいにズームアップができなかったし、細部には本来の映像にはなかったであろうデジタルノイズも目立つ。この作品が本当に好きな人はブルーレイ版を購入するのは必須だと言っておきたい。画質・音質の制約のせいで正しい評価を受けられない作品は(特にアニメ作品には)あまりにも多いからだ。