しあわせのかおり [DVD]
『村の写真集』の監督作品ということで映画館に足を運びました。
『村の写真集』同様、“やさしさ”へのまなざしあふれた素晴らしい映画でした。が、今回は持ち味の“やさしさ”だけではなく、料理の美味しさも十二分に表現されておりかなり良かったです。人と人とのちょっとしたやりとり(例えば王さんのお店を手伝うおばあさんとお客さんのくだりなど)に、往年の日本映画をみるようでした。おススメ!!
歌劇《蝶々夫人》全曲 [DVD]
~ 音楽は素晴らしい。カラヤンの演奏はパヴァロッティ盤と同じく甘美で優美でうっとりするほど美しく、それが悲劇をより高めていて、非のつけ所がない。歌手も同じく。ドミンゴも素晴らしい。~~ が、画面を見ると、これはもう悪意すら感じる「トンデモ」なのだ。志村のバカ殿みたいなメイクのヤマドリやデイヴ・スペクターみたいなやつが走り回るし、ボンゾも見事な凶悪ぶり。長崎の美しいきらめきを一切排した不気味なセット。ドミンゴは軽薄なピンカートンにとても似合っていた。~~ これはもう、異文化誤解を爆笑して愉しむ方がいいんじゃないか?このオペラをきちんと見たいならば国産の公演を見るに限る。しかし、カラヤンの音楽はプッチーニの素晴らしさをこれでもかと突きつける名演。音だけ聞けば最高!~
優しい時間
解説の山田太一氏によると、八千草さんは全て自分で文章を書くという。
テーマは大好きだという山や動物の事から子供時代や、愛情深かった
お母さんの思い出、若き日のマーロン・ブランドとの出会い等、多岐に
渡り、執筆の時期も20代から現代までと幅広いが、どの時期のどの
テーマからも、八千草さんの優しく品の良さが窺えて温かい気持ちに
なる。そして、その優しさと上品さは八千草さんの強さの上に築かれた
ものだという事も文章を読むと良く理解出来る。
「少しぐらい踏まれても、八千もの草なのだから、きっと強くて丈夫で
枯れたりしないんだと、何かで気持ちが沈むときはそう考える事にして
いました」と書いている八千草さんは本当に凄い!
恋人はスナイパー ディレクターズカット完全版 [VHS]
アクションが得意だったっけ?「千里眼」とかもそんな類だったかなぁ、と思った。彼女のアクションシーンが結構あってそれがいい。
非常事態における田辺誠一の妙に声を張った演技も面白い。
内村光良の日本語を話せないふりはわざとっぽいけど。