YAGI 地上デジタルアンテナ ブラック UWPA(B)
大阪南部の泉州地域に住んでいます。大阪の生駒方面にある大阪局からは、20km以上離れています。中〜弱電界地域に属するものとおもわれます。
この製品はブースターを要しないのに(電源必要なし)窓際の室内に設置して、見事全局受信(サンテレビも含めて)に成功しました。
ポジションによっては、NHKやテレビ大阪がブロックノイズになったりしましたが、液晶テレビのアンテナレベル表示画面を見ながら、2〜3分でベストポジションを探し出せました。全局で50〜60のアンテナレベルを維持しています。
テレビの設置前に購入していて、テレビの設置業者の人も
最初は「室内アンテナじゃ期待しないほうがいいですよ」と言っていましたが、放送局をスキャンし始めて「何じゃこのアンテナ!ここまで映るとは!!」と若干ビビッていました。
住んでいる地域によって差はあるかとおもいますが、まずはこのアンテナを試してみるのをオススメします。
ちなみにこの商品は動作利得(感度の良さ)が4〜5となっています。これでダメだった人は動作利得が6〜9のパナソニックTA-DUF01を試してみるのもいいかとおもいます。
<追記>
色々と調べましたが、どうやら地デジ受信には、電波発信局からの距離はあまり関係ないみたいです。(受信エリア内)
実際、都会の方でも局方面にビルなどの障害物が多ければ受信は困難になってしまうし、逆に田舎の人でも周りに高い建物がなければキレイに受信できるという話を多く聞きます。
エリア内では、局からの距離を心配するよりも自宅周辺の建物や立地、環境などを注意しなければいけないとおもいます。
あと、地デジは、映るか映らないかの問題なので、受信強度が高ければ高いほど鮮明に見えるといったことはないはずです。逆に受信強度が強すぎるとノイズが発生するという報告もあります。
そのようなことを考慮し、自宅に合ったアンテナ探しをしましょう
2012年度診療報酬改定 33のQ&A
診療報酬体系とは、医療機関の技術やサービスの単なる「価格表」ではありません。
それは厚生労働省が限りある医療費をどう適切に配分するかという、「意思」を反映したものでもあると思います。
そして診療報酬制度改定とは、厚生労働省が医療資源をどのように再配分するか、さらに言えば「どのような医療体制を目指そうとしているか」を反映した「意思」といっても過言ではないでしょう。
今回の改定に際し、医療解説ではとても定評のある御二方が著された当著作ですが、主な項目についてわかりやすく述べられています。
さすが普段から医療現場で活動される方々との交流を行っておられるばかりか、厚い信頼を寄せられているお二人だけに、ポイントを押さえた解説は秀逸です。
単なる改定項目の説明にとどまらず、改定に至った経緯や問題点、またその改定によって望まれる方向性などについても理解できるような内容になっています。
そして医療がどのような方向に向かっているのかに関しても、非常に参考になるヒントや論点も多くあり、MRのみならず多くの医療関係者にとっても有益な一冊でもあります。
ドクターは、そう考えないよ ~ドクターとMRのギャップを埋める10枚の処方せん~
【ドクターの本音】
MRにとって、ドクターの本音を聴取できるチャンスは、そうそうあるものではない。この意味で、『ドクターは、そう考えないよ――ドクターとMRのギャップを埋める10枚の処方せん』(染谷貴志・川越満著、セジデム・ストラテジックデータ株式会社ユート・ブレーン事業部)は貴重である。
都内の基幹病院でドクターとしてのスタートを切り、11年間、研鑚を積んだ後に、診療所の院長に転じて6年、計17年間、MRに接してきた体験に裏打ちされた著者の語り口は辛口だが、傾聴に値する。
【診断・処方せん・指導せん・服薬指導】
ドクター(染谷)がMRのよくある「症状」(習慣)に対して「診断」し、「処方せん」(ギャップを埋める解決策・考え方)を提示する。ケースによっては「指導せん」も付ける。その処方せんを調剤薬局(川越)が受けて「服薬指導」(処方せんに書いてある内容を、さらに深く考えて実行するためのアドヴァイス)を行う――という形で、話が進行していく。
例えば、「担当するドクターに講演会や勉強会への出席を依頼しても、参加してもらえない」という症状に対する処方せんは、「ドクターが求めているのは、明日からの臨床に活かせる『生きた講演会』」となっており、「先生は、どんな講演会なら参加したいと思いますか?」と聞いてみては、と提案している。そして、服薬指導では、「まず、ドクラーの行動パターン(ドクターのスケジュール・動線)の把握」を勧めている。
「定期的に訪問しても、ドクターに認知してもらえない」という症状には、「●その診療所は、どんな問題を抱えているのか? ●どんな情報を必要としているのか? ●どうすれば自分が役に立てるだろうか?」といった視点を持って訪問しては、という処方せんが出されている。
「ドクターとの面談の際、製品コールしかできない」という症状には、MRが自分の魅力や強みは何なのかを分析し、それをドクターにどうアピールしたら効果的か考えてみては、と提言している。
【今後のMR活動】
「接待に関する規制が厳しくなることを、ピンチと捉えるか、チャンスと捉ええるかで、今後のMR活動に差が出てくる」、「自分のMR活動が、地域の医療の発展に役立つことができる、そう考えて仕事をするのと、ただ自社製品の処方を増やす目的だけで仕事するのとでは、モチヴェーションが違ってくるのでは」、「facebookが凄い広がりを見せているが、こうした実名で情報発信をするサイトがこれから充実してくると、今のeーdetailingと呼ばれている仕組みは廃れていくのでは」という指摘には、思わず耳をそばだててします。
一方、「自分が明日から動けない状態になったら、家族やスタッフはどうなるんだろう。明日から患者が一人も来なくなったらどうしよう」、「勤務医の時には他のドクターと触れ合い、情報交換することができたが、開業医は結構孤独。治療に関しても、いろいろ有益な情報を求めている」という述懐からは、著者の人間味が伝わってくる。