食べて、祈って、恋をして ダブル・フィーチャーズ・エディション [DVD]
公開当時、予告見ても正直興味なかったんですが…。
もも太郎さんのレビューみたく思ってたんですけど。
なんとなくモヤモヤしてる時に友人に誘われて
観に行ってハマリました。サントラ盤も購入♪
なんといっても初めてバリ島に行きたくなりましたし、
ジュリア・ロバーツが好演してるし。
主人公になって観るよりも、主人公に接してる感じで
映画の中で現地にいる感を得られたら
不思議と素敵な作品になってしまうんですよ(^^;)
ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
あんなラストでいいの?
マフィアの手下ずいぶん殺っちゃたねー
あんたの雇い主の子分なのに
ライバルの殺し屋も楽々と
気に入らぬからとボスまでも、ねー
これは殺し屋の雰囲気を楽しむ映画なの
あんなラストもありかな、この映画には
夜になるまえに [DVD]
主演のハビエル・バルデムが、アカデミー主演男優賞候補になり話題になった作品。
時代は、キューバ革命前から描かれる。
同性愛の作家が、カストロ政権下で迫害と弾圧を受けつつ、自由を求めて亡命する。
自由って何だろう?と考えさせられた作品だが、決して重くはない。
人が人を思う気持ちは止められないもの。
肉体は滅びても、思想は滅びないもの。
共演者として、J・デップが二役で登場するのが見所。
取り調べを行う軍服姿が凛々しい美形の将校、あっと驚くような女装のボンボンちゃん。
J・デップの美しさを再確認できるような二役だった。
無修正でオヤっと驚くような水中シーンあり。
浜辺で語られる「ゲイ」の種類のうんちくが面白い。
万人受けは難しそうだが、J・デップファンを含め一見の価値がありそうな作品。
キューバ革命、カストロ政権をちょっと違う角度から捉えていて、興味深い。
「自由」を求めた末に得たものは・・皮肉。
BIUTIFUL ビューティフル [DVD]
2010年に、メキシコ、スペインで共同制作された本作品は、余命僅かの男の残された日々を描く、佳作。
スペイン・バルセロナに暮らすウスバルは、別れた妻との間に生まれた姉弟を引き取り、生活のために、不法な仕事もこなす日々であった。
そんな彼に下ったのは、癌による余命二ヵ月の宣告だった…。
主人公が40代の成人男性ということもあり、激情に駆られた哀しみと言う表現ではなく、自分の人生で長い間持っていた「わだかまり」をどのように整理していくか、という視点で、残された時間に冷静に対処していく姿が印象的な作品です。
作品中には、いくつか象徴的な事象があり、これからご覧になる方の参考として綴ってみます。
【BIUTIFULとは?】
タイトルを観て、綴りが誤っている、と思った方も多いのでは。
私は、スペイン語の綴りか、とも思ったのですが、邦題は、アルファベットとカタカナの並記になっていることから、この綴りには何か意味がありそうです…
【若い男】
冒頭、主人公が雪の降る林の中で、若い男と会話するシーンがあります。
この男は誰?
やがて、主人公は思わぬ形で、その男に遭遇するのですが…
【2つの「…」】
時折、部屋の天井が映るシーンで、見間違いか、と思われる「…」が目に映ります。
また、主人公が人を抱き締めるシーンで、聞き違いかと思われる「…」が耳に届きます。
それは、同じようなシーンで次第にはっきりとしてくるのですが…
最後に、――本作品は余命僅か、と言うことで「死」をテーマとした作品と言えますが、同時に「生」をテーマにしているとも言えましょう。
本作品が、生み出されるきっかけとなった、末期癌に侵された男を描いた黒澤明監督の映画のタイトルは「生きる」ですから。
ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
アメリカらしい。
テキサスの治安って、ほんとにこんなかんじなのか。ブッシュの地元だっけ
保守の牙城でありながらメキシカンなんかもたくさんはいりこんでる危険な土地。
盗まれたカネに発信機をつけてどこまでも追いかけてくるサイコパスのマフィア。
メキシコマフィアに麻薬取引を指示したらしきあやしい大企業とか。
サイコパスのマフィアはコインのおもてうらだけで他人の生死を決めてしまう。
1人でこんな大量殺人ができて警察にまで恐怖を与える人が存在するのかどうかよくわからないけど、
意味不明のロジックで淡々と殺されていってしまう
交渉のしようがないし、昔のように理由のある犯罪ではない。
この国に老人の居場所はない、というようなテーマらしく
最近のアメリカの金融危機、証券スキャンダルの風刺っぽいかもしれません。