デメント カプコレ
人の内面の恐怖が味わえるゲーム。か弱い主人公と、危険が迫ったときに言うことを聞くか聞かないか、わからない愛犬がその恐怖を増大させていました。序盤は攻撃手段や慣れが無いせいか、本当に恐かった。リタイアしそうになった。
ですが、愛犬が確実に言うことを聞いてくれるようになり、大ダメージ技を覚えたり、回避を覚えたりしたり、しまいにはか弱い主人公だったはずなのに、キックが強くなるアイテムを手に入れより攻撃的になってくる後半。
序盤と明らかにゲーム色が変わってしまう後半は、逃げ場も無く、「逃げるゲーム」から「撃退するゲーム」に変わって、後半はバイオの様に、なれてしまえば恐くない、倒せれば恐くないと思えてしまいます。
このゲーム性の変化を「倒せるから面白い」ととるか、「倒せるから怖くない=面白くない」ととるかで評価が変わってくるのではないでしょうか。
しかしグラフィックはPS2トップレベル、竹中氏の演出も良い雰囲気、カメラワーク良好等々ゲームとしては高い水準です。
あと注意として、過激な描写、暴力、性的テーマと描写があることと、犬が蹴られたり殴られたり、刃物をあてられたり銃で撃たれたりする場面がありますので、犬が好きな方は注意して下さい。
長文失礼しました。
デメント
まず怖いかどうかですが
探索などをしてる時に相棒の犬が唸り始めると、追跡者が接近中と分かり
次に追跡者の足音、笑い声、銃を持つ敵なら薬莢を捨てる音などが聞こえ
そして音楽が少しずつ変わってきて あぁヤベッ こっち来るよ ヤバイヤバイ と焦ってる時が一番怖かった
敵はダニエラが怖かった ホラーゲームっていうと大半はグロテスクな怪物に追いかけられたりしますが
これの場合、綺麗なメイドさんが刃物片手に笑いながら追っかけてくる ってのがかなりツボにはまりました
入ってきたドアを閉めるのも地味にイヤです
マップはかなり広いのですが、驚いた事に別の部屋などに入った時のロードがほとんど無いです
これによりテンポよくゲームを進めることができます
主人公のフィオナは普通の女性なので、走り続けると体力がなくなってきて速度が遅くなったりしてたり
追跡者の攻撃を何度も受けるとパニック状態になったりと非力ですが
色々な攻撃アイテムなど活用したり、隠れれる場所に逃げればなんとか逃げ切れます
しゃがむと同じエリアにいる追跡者が何をしてるのか、カメラが追いかけてくれるシステムが面白いです
相棒のワンワンですが 追跡者とガチで追いかけっこしてる時などは
イヌゥ~ どこいった~ 助けろ~ と居なくなって初めて彼の存在の大きさが身に染みます
犬に噛み付かせまくったり、自分も一緒に蹴りまくったりして追跡者を撃退できればアイテムを落とします
ある程度操作に慣れれば二人で追跡者をボコボコにしてアイテム稼ぎなどでき
逃げるだけじゃないってのも楽しめる要素だと思います
あとグラフィックはとても綺麗です キャラの表情とかかなりのレベルです ダニエラの表情はどこか寂しそうで美しい
DEMENTO 公式ガイドブック
CAPCOM版と比較しても、例えば練成のデータ確立の一覧が載っているあたり、流石はファミ通と言えるかもしれません。
細かいです。ただ高い。データやグラフィックの量なんか見てもちょっとなぁ。攻略本以外のこの手の本の値段ですね。これは。
アイテムの入手方法などは、それぞれの版で違うことが書いてある項目もあり、どちらが正しいのかはプレイヤーのみ知りうるってとこです。私がPLAYした限りでは、CAPCOM版では確認できていますが、ファミ通版では未確認。
隠し要素やプレートトレードなどの逆引きは本書の方が引きやすいですが、設定資料的な面白さはやはりCAPCOM版の方が上かも。
デメント オリジナル・サウンドトラック
全体的にストーリーに沿った曲組みになっていて、足音・効果音・音声を
雑ぜ合わせてあり、いかにもゲームをしているようなを気分になります。
メロディー重視の曲は少なく、インストや、まさに狂気な雰囲気重視の
重圧感のある『音』といった方がいいです。
不安定で、リピートするリズム・・・(意図的な)音とびやノイズ・・・
私は好みでしたが、不愉快に感じる人もいるかもしれません。
ゲームをした方にしか、わからない良さと恐怖感があります。
どちらかというと、一般向けなゲームサントラという感じではないので
ゲーム中にサウンドテストなどで聴く事ができるので
迷っている方はよく考えてみるといいかもしれません。
「Endoless Zero」「Precious Hewie」を目当てで購入しましたが
全てとてもよく出来ていると思います。↑の2曲はメロディーが切なくて好きです。
ボーナスアレンジも4曲も収録されており、とてもカッコ良く仕上げてあります。
これだけでも満足できました。