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バトル・ロワイアル [VHS]
あのブ厚い原作を2時間に収めようってのがどだい無理な話ですよと言ってしまえばそれまでですが。
私は事前に小説を読んでいたので問題なかったのですが、
予備知識のない方が映画をいきなり見ると少々つらいかと思います。
メインキャラ以外の話がおざなりになってる感は否めないので。
放映当時、私はまだ中学生で、当然ながらこの映画を見に行くことはなく、世間や親が騒いでいたのを見て
「物騒な映画があるんだなぁ」くらいにしか感じていませんでした。
しかし今になってこの作品に触れる機会を持ち、実際に触れ、抱いた感想はといえば、
「そんなに騒ぐほどのものでもない」でした。
R15の必要性もいまいちよくわかりません。
その辺の洋画の方がよっぽど銃火器ぶっぱなしてますよ。
この作品に当時いい顔をしなかった人々は、この作品の『残酷描写』に目が行きすぎているのではないかと。
で、実際、心臓に自信のない方は見られないかと言うと、そんなこともありません。
基本的に銃撃戦がメインで、目を背けたくなるような残酷描写は意外に少ない。
TVでやってる『~~洋画劇場』が見れるなら充分です。
唯一きつかったのは、江藤恵の『レモンとサーモンのマリネ』のシーンくらいでしょうか。
で、肝心の内容ですが、先程述べたとおり、展開が早い。
あと気になったのは、三村チームの話ですかね。
原作と映画で全く違ってましたが(まぁ、全滅するってのは同じなんですけど)、あれは変える必要があったのでしょうか。
あれじゃ三村が間抜けすぎやしませんか?
結論としては、見るなら原作に目を通すのは必須。
でも、原作至上主義の方にはお勧めできませんね……
原作を読んで、『ほどよく』楽しめた方なら、こちらもそこそこに楽しめるんじゃないでしょうか。
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<東映オールスターキャンペーン>バトル・ロワイアル 特別篇 [DVD]
多くの点で批判を受けるこの作品だが、私は映画としては純粋に楽しむことができた。
批判される点については、以下のようなものがある。
・リアリティがない
・心理描写が少なく細かく登場人物を描いていない
・ただの殺し合い映画だ
正直な感想としては、原作のほうが素晴らしい。とはいっても、映画化して作品が劣化することは頻繁に起こることであり、この作品はまだ許容範囲の劣化におさまっている。原作では42人すべてを描ききっているのに対し、映画は大分削ってある。他にも心理描写やリアリティなど、多くの点で原作に軍配が上がるし、この作品を読んで「中学生が殺しあってるだけの厨二小説」と嘲る人は、想像力の欠片もない感性の乏しい人間だとしか言えない。
映画に関しては、確かに心理描写が少なく、殺し合いを飽きさせないように繰り返し描いているような印象を受けるのは確かだ。
しかしリアリティに関しては、あったらあったで余計にこの作品は叩かれるだろうし、設定に関してそう言うのであればファンタジーを全否定しなければいけない。この作品は間違いなくファンタジーだからだ。そしてもしこの映画を観てただの殺し合い映画だと思った人は、原作を読んでみることを勧める。原作を深く理解した上で、この映画を観れば、まったく違う観方をできるのは間違いない。肌に合わなかったとしても、この映画は別段グロくないので、少なくとも殺し合いだけの映画ではなくアクション映画としては楽しめるだろう。
それになんといっても、極限状態の少年少女たちが異常にカッコいいのだ。他のアクション映画や少年漫画に負けないくらい個性的で魅力的なキャラクターたちが縦横無尽に戦いを繰り広げる。それだけでも一見の価値は十分にある。極限状態の中で友達を、仲間を、そして愛した人を助けようと懸命に行動する彼らから熱いものを受け取ること間違いなしだ。
追伸:ヒロイン役の前田亜季もめちゃくちゃ可愛い(笑)
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高岡蒼甫フォト&エッセイ 「はじめまして、こんにちは。」
とても素敵な本です。
ファンにはたまらない一冊です。
辛い過去の思い出から逃げないで、この本と向き合った高岡くんを尊敬します。
生い立ち、少年時代、役者への道・・・衝撃な内容も含め、たくさんの事が綴られています。
所々、涙がこぼれました。
写真も結構載っていて、その中でもあおいちゃんとの2ショット写真は幸せな気持ちになりました。
出会うべくして出会ったお二人なんだなぁ、とこの本を読んで心から思いました。
不器用だけど、真っ直ぐな高岡くんが素敵です。
これからもずっと応援していきます。
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アクチュール 2012年 3月号 No.28
表紙の背景になっている冬の空色の濃淡が綺麗で、
屋上に立つ柔らかい表情の相葉君のシルエットが
とても際立っています。
相葉君の写真集かと思う様な写真の質感に驚きま
した。10ページに渡る写真は笑顔や穏やかな表情
ばかりです。インタビューが2ページ。
インタビューでは他の雑誌には無い内容の物もいく
つか載っています。
以前、相葉君が実家の犬を抱いた瞬間に犬の心臓が
止まってしまった事があって、その時はペットの犬
は助かったけれど、今まで飼ってきたペット達に「死」
については色々と考えさせられてきたそうです。
メンバーに対する優しさや思いやる気持ちが随所に出
てしまう相葉君らしい出来事や、仕事においても他の
メンバーとは違う捉え方・感じ方をしている部分を掘
り下げた内容だったり、とても興味深い内容でした。
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クローズZERO プレミアム・エディション [DVD]
小栗旬はとても器用な俳優だと思う。DVDをもう何回も何回も見てるんだけど…。源治、負けろといつも考えている。あんまり演技の善し悪しとかよく分かんないし、確かに彼が演じる源治というキャラも小栗旬も潔くカッコイいし、頑張ってるんだろうけど…そんなに強そうに見えなかった。CGやなんかの映像効果で凄い強くは見えたけど、そういう技術に頼られて強いというデータを埋め込まれてるだけのような…。だから小栗旬が芹沢に勝ったのは納得行かない…。いや、小栗旬は嫌いじゃないよ。
でも源治が勝ったのは「やっぱ主役だし…」だとしか思えなかった。それより芹沢をもっと見たかった。山田孝之が好きだからとかではなく、芹沢が軍団を率いる、腕力だけでない強さ、その見せ場があまりに少ないように感じた。少ないにも関わらず、彼が百獣の王になり得た背景は妄想できた。伊崎や時生、戸梶なんかもそんな妄想できるのに、源治は「小栗旬が演じてる」としか思えなかった。
小栗旬嫌いじゃないよ!映画は、良かったです。何回でも見たくなります。熱く生きろ!!って感じです。でも「主役の演技が器用過ぎて共感できない」ので☆一つマイナスです。