市民ポリス69 [DVD]
市民から期間を限定した警察官を制定したという物語。
麻酔銃をもって街にはびこる悪を取り締まる。
おじーちゃんもいれば、壮年の人もいる。
そんな街は女子高生がコンビニ強盗までするという設定。
役者さんのイイ味が作品をコミカルにしてくれてます。
セクシーさは あんまり期待しても、期待薄です。
市民ポリスに選ばれて主人公。しかし小心者ゆえに
実際の活動をしていません。ふとしたキッカケで少しづつ
正義の活動を。。。。
ところが、別の市民ポリスと知り合って話が違った方向へ
進んでしまいます。
ストーリー的には面白くなっていきます。
ただ銃撃シーンのあたりは、どうなんでしょうか。
じゃっかん、、、いやかなり冗長じゃない?ってところが
テンションをさげちゃいました。
それでも また最後のほうは面白くなっていきますので
ぜひ最後まで。
NEMESIS No.7 (KCデラックス)
7号を迎えて、誌面に大きな区切りが出ました。
西野マルタ氏「五大湖フルバースト」が連載終了、そして、吉田蛇作氏「漆黒のノイエゼーレ」、木葉功一氏「ディザインド」、おがわ甘藍氏「ママはチャイドル」が、連載途中ながら掲載は本号まで、残りは単行本描き下ろしとなりました。
そしてまるで旧ソ連の5ヵ年計画の様に次号掲載を謳いながらここ数号間に合わなかった大越孝太郎氏の(伸るか反るか)「ゾーラ・バッド」は今回も反ってしまい、載りませんでした。
但し、巻末に作者のイラスト入りお詫びコメントが在る分、次号掲載の希望は残っています。
掲載作では表紙イラスト&ポスターも担当した岡村星氏「誘爆発作」が前号に続き絶妙の引きで、興を逸らしません。
殺人鬼立花の冷酷狡猾な描写も冴えています。
他の連載陣も美少女サスペンスホラー系のCuvie氏、佐野タカシ氏、塩野干支郎次氏、耽美残酷ビッチ系の沙村広明氏、オタクコメディーホラーのすぎむらしんいち氏、純粋ホラー中山昌亮氏、ショタ+ヤンキーの破壊的ラブコメ内々けやき氏、少女マタギ伝奇ホラー押切蓮介,氏、超重量級 ギャグ長沢克泰うどん氏、毒のあるショートギャグ友美イチロウ氏、清野とおる氏、可愛い連作4コマ(でも毒あり)の永瀬ようすけ氏、そして愚痴エッセイの柳沢みきお氏と言った濃いラインアップです。
但し、前述の一番濃い連載陣が急遽終了になり、次号に新しい連載予告も大越氏を除いて無い為、次号からは少し頁数を縮小して展開する模様で少々残念です。
マンガの方法論1 おれ流 (コミック)
「翔んだカップル」から「特命係長只野仁」に至まで,様々なジャンルで活躍してきた,漫画界の大御所・柳沢きみお先生の「漫画論」であり,また,一人の漫画家のオーラルヒストリーである。
自らを「二流の漫画家」と規定しながらも,年齢と経験を重ねるのに合わせて,時代の流れを先取りし,多くの読者層を開拓していった,その新進気鋭の精神は,今もって成長を維持しており,私も様々な柳沢作品から,「人生とは,生きることとは何ぞや。」を模索してきた。
最終章で柳沢先生が嘆かれているとおり,現代は,どの分野でも,「売れれば勝ち」「目新しいものを次々に使い捨て」の時代であり,漫画界もその例外ではなく,柳沢先生のように息の長い漫画家は育てられない状況であるし,我々読者も,知らず知らずにそんな風潮に踊らされて,審美眼を育むことが困難になっている。
この本は,単に漫画の技法や創作の方法を説いたものではなく,何気ない一個の人生論でもある。
本当に漫画を愛する人たちに,是非一読をお勧めしたい。
なんだかなァ人生
私は「おんなだらけ」の時代から柳沢漫画を40年近く読み続けています。ストーリーがおもしろい。絵に味わいがある。本当に大好きです。「大市民」の頃からエッセー風になって、氏の自己主張の場が増えていった。そしてついに本物のエッセーを書くことになった。正直言って、文はうまくない。小説家じゃないから、思想や話の展開にもう一つ工夫がない。それはこれから先、2巻以降に身についていくだろう。でも今でも十分に合格点とは言える。柳沢ワールドは、何気ない日常の出来事が自分のことのように思えるから不思議だ。そこには欺瞞もエゴもある。だからこそおもしろい。氏のファンなら絶対に買いですね。
これは柳沢先生の集大成です。