THE TWILIGHT VALLEY
何度も聞き返し、そのたびに深みが増していく、そんな不思議な力を持ったアルバムだと思います。
すべての曲がこのアルバムの雰囲気を作り、どの曲も欠けてはならない感じがします。
全部書くと長いので、この中の肝となる曲を中心に感想を書きたいと思います。
「Anywhere」
無色の街を歩き、その街にあるガラスを次々と
破壊するようなアレンジがこの曲の特徴だと思います。
どこに行ったって迷いは消えない、というような無常感を感じさせます。
「まぼろし」
ミステリアスな雰囲気で始まるこの曲が私にとって
このアルバムの象徴のように思えます。
遥か昔の良い記憶はまぼろし。では今はというと…
この続きは曲の中に示唆的ではありますが、書いてあります。
「Rusty Rail」
ある2人の終わってしまった恋話です。ただ片方は終わってしまったという
事実を認めるか認めないかの途中です。昔のことを回想しながら実際に
この曲を歌っているかのように思えて不思議な迫力があります。
「向日葵の色」
この曲が作り出す幻想的で無常感のある雰囲気は心打たれます。
向日葵の色を黄金だというなんて、なんと素晴らしいインスピ
レーションでしょうか。歌詞はこの曲が1番素晴らしいと思いました。
「晴れ時計」
タイトルがきれいで、なおかつメロディーが爽やか。歌詞も一部は
現実的で、一部はファンタジックな感じがして、良かったです。
「WEEKEND」
このアルバムの中で一番好きな曲です。この曲を聴くとなぜかノスタルジーの海に心を鎮められ、
なぜかふと誰かを思いださせられたりしてしまいます。それは
昔の美しい記憶を呼び起こしてしまうこの曲のメロディーやアレンジのなせる業であり、
誰かの存在を仮定している歌詞のなせる業なのではないでしょうか。
多分何十年経ってもこの曲を聴いているでしょう。そして自分も他人も
思い出し思い出されながら日常を過ごしていることを忘れないでしょう。
このアルバムを聴くとなぜか「過去」という言葉が頭の中から出てきます。
過去の出来事を題材にした曲が多いからかもしれませんが、1つ1つの曲の中に
しっかりとしたストーリーがあり、それらが互いに反発することなくまた1つの
アルバムを作っていることは、本当に素晴らしいことなのではないでしょうか。
新・科捜研の女’06 VOL.2 [DVD]
このシリーズは第七弾で、近年放送されたので、記憶に新しい。個人的には初期シリーズ(木場刑事がいた頃)が見たい。
人間的に成長するマリコの過程を合わせて見ると一段と面白いのだが…
THE BEST History of GARNET CROW at the crest...(初回限定盤)
ディスク3聴いてる途中泣いてしまいました。自分でもびっくりです(笑)それくらい心に響くアルバムです。
写真も綺麗でした。
由利っぺが『君という光』のジャケット写真と同じ服を着たものはずーっと見ていたくなりました。今回は4人揃った写真が多いです。
まぼろし
3ヶ月連続シングルリリースの第3弾。
GARNET CROW初のドラマ主題歌となった「まぼろし」
曲はダークな感じもありつつ短くも物足りなさを感じさせず
メロディーも流れるようで聴いてて良いです。
c/wのほうも名曲「Holy ground」を葉山たけし氏がリアレンジ。
こちらはギターの音が非常に特徴に残ります。
原曲のほうが良いのはしょうがないのですが、リアレンジもなかなかの出来栄えです。
しかしGARNET CROWの明るい曲調の曲が今作には皆無だったことと
新曲が事実上1曲しかないことで、少し物足りないシングルになりました。
しかし1ヵ月後にはアルバムが出ます。
しかも「まぼろし」はアルバムバージョンということなので今回のシングルバージョンの「まぼろし」はシングルだけということになります。
The BEST History of GARNET CROW at the crest...
「記念盤」としても「入門編」としても凄く良いアルバム。
このアルバムがリリースされる時点での全シングル(1st〜30th)と新曲は凄く良い。
シングルVerと違うのが2曲あっても、不思議と気にならないですね。
ジャケットは通常盤のほうが高級感があります。
歌詞カードはどうしてもシンプルになってしまいますが、他のGIZAアーティストの「お得価格BEST盤」の中ではかなりいい方です。(小松未歩さんのBESTの歌詞カードとか本当に可哀想でした。)
凝った紙ジャケットよりも、日常使うには断然プラスチックケースの方が良い。
最近流行の「お徳盤BEST」にありがちな「ただド派手で使い勝手が悪い」とか「質素すぎる」「折角のBESTなのに収録シングルが飛び飛び」ということが無い「シンプルで良い」というセンスの良さもあります。