独習 電気/電子工学
電気・電子・通信を網羅した内容となっています。
洋書の翻訳なのでACの説明等は、アメリカの電源事情(AC114V)で書かれています。
TVのチャンネル事情もアメリカの説明で書かれていますが、あまり気にならないと思います。
私は、ずーと昔電気通信関係の大学をでたのですが、いまさらになってこの本を読み直し
いい再確認になっています。
解説が、数式を羅列でなく本当に言葉中心で説明しているため これはどういうものであるかは、つかみやすくなっています。
各章に理解度チェック用の問題が付いていますが、簡単そうでなかなか迷う問題も多々あります。
この本で、測定に関して有効数字の規則というのを知りましたが、なるほどと感心しました。
最初の言葉にも書かれていましたが、電気電子で疑問が生じたら
この本を読み返してみてください。とありましたが
まさにそういう感じの本です。
分厚いけど難しくないなかなかの好著です。
図解でわかるはじめての電気回路
最初に絵解き完全マスターを買い挫折し,これだけシリーズとよく分かるシリーズも買ったがイマイチ理解出来ず、諦めようと思ったが最後にこれを買った。
非常に丁寧かつ中学程度の知識で分かる様に書いてある。とても分かりやすい。
机に座る時間が長くなった。
やる気が出てきた。
これだけシリーズがスラスラ理解出来ない人には超オススメ。絵解きが理解出来るまでくれば及第点はとれるだろう。
結構金使ってしまったので絶対受かりたい。
初心者のための電子工学入門―電磁気学/交流理論/トランジスタ回路の基礎を理解する (トランジスタ技術SPECIAL)
この手のテキストはいくらでもあるが、ある本に書いてあることはどの本にも書いてあり、ある本に書かれていないことは他のどの本にも書かれていないことが多い。そんな中、増幅回路でのクリップが何故おこるのか、を「動作点空間」という独自の言葉を使ってまでも詳しく解説してあった。通り一遍のことしか書いていない他の本とは少々違う。著者がリアルに回路と対峙した経験があったからこそ出版できた著作だと思う。
発電・送電・配電が一番わかる (しくみ図解シリーズ)
基本的かつ主要事項を網羅的に扱い、情報を整理し、噛み砕いて解説されてある。電気のことをまったくわからない素人が独学で学ぶことができる貴重な一冊。たとえば、交流と直流の違いやそれぞれの特性、三相交流のしくみと送電につかわれている理由なども図解が丁寧で非常に分かりやすい。
コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス
パソコンを道具として使い方を習う、それはそれで大事なのですが、
計算機科学の概念を理解するにはほど遠い内容が、今日の学校の教育でしょう。
高校ならせめて考え方をちゃんと教えてほしいものです。
この本は、タイトル通りコンピュータは出てきません。
その代わり、計算の実行機構、計算手順、さらにチームによる体験的学習を通じて、
アルゴリズムや計算機の基本概念を小学生でも学べるようになっています。
外国の教育手法の多くが知識を押し付けるのでなく、
自分で発見するスタイルになっているのも能力が身につくので良いでしょう。
日本の学校が教えてくれない、論理的な思考力、主体的・発見的な学び、そして
置き去りにされている、理解する喜びを改めて気付かせてくれる良著でした。
実践的にはこの本で書かれているアクティビティを利用できますし、
現場での適用事例も多いかと思います。小学生から大人までコンピュータの
使い方ではない、アルゴリズムなどの抽象的な計算機構と計算手順の考え方を、
暗黙のうちに理解できますし、何より頭の中で「そうか!わかった!」と
思えるのが大事です。これは、先生から一方的に教え込まれるのでは得られ
ない体験です。このように理解しようと努めて、わかった、という
快感が重要なのではないでしょうか。今、日本の教育が忘れてきた大事なことを
改めて気付かせてくれたような気がします。
著者が原著者、監訳者ともに計算機科学の専門家なので、正しい理解のもとに
出版されています。ティム博士自身は、アンプラグド、で計算機を使わない、
というコンセプトの下にこれらの教育手法を展開していますが、近年では
セカンドライフでコンピュータを利用したアンプラグドの教育手法を研究
しているようです。日本人で、アンプラグドは絶対に計算機を使わないんだ、
と言ってる情報教育の専門家とやらを見ましたが、大事なことは見失ってるの
ではないかと思いました。ものごとの本質を理解しないで、教え込もうとする
大人がいる、創意工夫をしないで言われたとおりのことしかできないのが大人
だったりする、全員ではありませんが、これが日本の教育の実情だと思ったのでした。