「嫌ダッと言っても愛してやるさ!」2003リミックス版―1980‐1985遠藤ミチロウエッセイ集 (Digital Diskブックシリーズ)
30代前半に書かれたミチロウのスピード感あふれる<エッセイ>がとてもラジカル。この本は、1982年に発行された初のエッセイ集「嫌ダッと言っても愛してやるさ!」を丸ごと収納し、新たにエッセイや<対談>や<漫画><解説>などが加えられ、1980~1985年の「THE STALIN」デビューから解散までのミチロウの足跡がよーくわかる絶品本。で、20代のガガガSPから80代の吉本隆明までと幅広い総勢16人の多彩なゲストがスゴイ。そして極め付きは、「THE STALIN」デビューから1985年の解散までをコンパクトにまとめたDVD版『YOURORDER』の付録。こりゃたまりません。
虫(紙)
私の中ではスターリンは「TRASH」と「STOP JAP」。どうも「虫」でミチロウの歌詞に限界を感じてしまう。メジャーともなれば直接的な表現には限界があるのは理解できるのだが勢いが感じられずになにか物足りない気持ちなりました。「STOP JAP」では大幅に歌詞を変えているのだが、変えた事によりスターリンの魅力がまた増したと感じたのですがこのアルバムはミチロウがコンセプトを変えたと発言しているのも頷ける。このアルバムをスターリンのベストに挙げるファンが多いですが。個人の好みという事で意気阻喪。INUの名曲「メシ喰うな」へのアンサー「ワルシャワの幻想」は「爆裂都市」でも歌っていた「虫」の中で一番好きな曲です。
お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。―遠藤ミチロウ全歌詞集 (CD BOOK SERIES)
やっぱり遠藤ミチロウは鬼才だ。20年以上も人々を感動させ続けているなんてすごい。スターリンにはまった人はこの本を読むことを薦めます。
PARADE~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~
ここまで豪華なトリビュートアルバムはなかなかないのでは??
BUCK-TICKの名曲がどんなアレンジで生まれ変わるのか非常に楽しみです!!
LIVE! no media 2006 [DVD]
私は、このイベントに対して詳しく知らない。もちろん当日に会場にいたわけでもない。
たまたま、ポエトリーリーディングという表現活動に興味をもち、そしてたまたま好きなアーティストが何人も出ていたので、残り1点の表示に、迷いながらも購入した次第。(しかし残り1ではなかったのだけど。こういうことがあるとは分かっていても、やられた気分だ)
さて、私は、谷川俊太郎さん、元たまの知久寿焼さん、石川浩司さん、遠藤ミチロウさんの朗読を聴きたいと思って購入したのだが、正直何か物足りない内容になっている。特に知久さんに至ってはすごく短い詩であり、雰囲気はあるものの、すぐに終わっちゃうので、たまのファンの方で、知久さんの声に長く酔いしれるのを期待しての購入は、おすすめしない。ほんとに短い。
そもそもDVDなのに、みんな一遍ずつしか収録されていないことと、特に、何という特典映像があるわけでもないことは、かなりのがっかり感である。私がちゃんと収録内容見てなかったのが悪いが。それにしても、がっかりである。
最後に、主催者である友部さんの歌が収録されているのは大変よかったが、その演奏途中に、おそらく時間的にDVDに収録しきれなかったような各詩人のシーンが、チラチラと見える。ほんの十数秒ではないかという印象だった。
特に私が気になったのは、知久さんが、何かを話しながら瓶ビールを飲んで笑っていて、そのあとウクレレかミニギターを手にしたのが写ったところだ。
あれは、なんだ。
もちろん音声は友部さんの演奏なので、きこえない。
あんな本編短いならそこも入れろよ!!!!!と思わず、叫びたいくらいだった・・・。他のアーティストの映像もそうだ。内容が気になって気になって、仕方ない。胸がもやもやする。
谷川俊太郎さんが、皆さん5時間もおつきあい頂いて と、朗読を始める前に挨拶されたので、おそらく長かったからだろうとは思うが、そこは少々高くてもいいから何枚組かにして全部収録して欲しかった。何か楽曲の著作権やら色んな大人の事情があったかもしれないが。視聴者の気持ちはそのようなものです。
そしてなにより最初から不満だったのは音声だ。めちゃくちゃ小さい
テレビの音が聞こえない
壊れてると疑うくらいだ。
あとは、メニューで、なんか変な音がしている。あれは、演出?それとも私の盤が、壊れてるのでしょうか。
そこが気になっている。
私は、これの他に、実は、live no media2のCDを買ったが、あきらかにそちらの方が、音声的にも、内容的にもかなり充実していると思う。
DVDで、この値段、CDであの値段。収録内容もアーティストもちがうけど。
正直、この朗読会。わざわざDVDにする必要はあったのかと思います。
CDにして詩を一杯いれたら安く販売できてよかったのではないですか。
ただ!
もちろん出演者様の詩自体のクオリティーは高いものではあった。
なので詩人の皆様への敬意を含めて☆は三つにします。DVDだけであれば、1か2です。
しかし、本当にこの収録は、物足りない。もったいない。