薔薇のない花屋 ディレクターズ・カット版 DVD-BOX
柔らかく優しい親子ドラマあり、しっとりとした恋物語あり、毎回新事実が発覚するミステリー要素あり、の総合ヒューマンドラマ。
全てがネタバレに繋がる(!)ため、細かくは言えないが、回を追う毎に、確実にハマる作品です。見る度に新たな役者の機微に気付く事もあり、DVD-BOXで何度も見るのがおススメです。
急展開で進むので、短いセリフを役者が表情や雰囲気で補っており、それがまた素晴らしい。香取、竹内と脇を固める古株の方々から子役に至るまで、何とも隙の無いキャスティングです。雫(子役)に至っては、終盤ヒロインが美桜なのか雫なのか判らないほどだった。香取のベクトルが雫に向いていたのかもしれないが、本筋がどちらなのか迷うくらいの存在感であった。
映像も演出も美しく落ち着きがあり、妙な奇抜さが無く、こちらも大変素晴らしい。
大人による、大人のためのドラマです。見て、決して損は無いでしょう。
ただ、物語の進行や内容、演出などから言って、『大人の恋』を知り、『精神的にも大人である』人のが、100%楽しめるのではないかと思えました。
自分などは英治(主役)ほど精神的に大人ではないため、例えば終盤、美桜(ヒロイン)の自分勝手ぶりに呆れる場面も多々あり、もっと経験を積まなくては!と感じさせられた。最も、竹内結子の美しさの前には何の障害にもならないほどだが(笑)。
見ないと損といえる珠玉のドラマ。唯一の欠点はBlu-Reyでは無い事です。
演歌の女王 DVD-BOX
視聴率もネット上での評判も悪かったこのドラマ。。。。
しかし、「女王の教室」の流れでなんとなく買ってしまった。。。。w
1話〜3話を観た後。。。正直納得。。視聴率・・・評判・・・ww
はっきり言って狙いすぎ!!!!あらゆる意味においてだ!!!!w
そして狙いが外れたドラマと言えよう!!!!(キッパリ
俳優陣が結構気に入ってる人達だっただけに残念!!!実力を発揮させる事ができなかったのは制作側に問題があったのではないか?(いやマジで。
さて!じゃあこのDVDは買って不正解なのか?と言えばそうでもない!俺的には買って正解の一本(一箱)と言えよう!!!!(笑
まずエンディングソングはOK!!!>平井堅 「君の好きなとこ」
久々に全話エンディングを飛ばさずに観た!!!!!w
ストーリーはイマイチ。演出も脚本もイマイチ。でも俳優陣のキャラは楽しめる!(笑
まとまりのない中途半端なドラマではあるが楽に観れてストレス発散にはなるだろう!!(笑
沓掛時次郎 遊侠一匹 [DVD]
股旅物の傑作。加藤美学の集大成。錦之助の名演とあいまってその様式美に打たれる。東映時代劇というより映画界全体の斜陽とだぶったようなリリシズムが全編ただよう。なかでも雪の降る場面から下にカメラがパンすると宿の女将に錦之助が告白しているシークエンスは特に秀逸。
ビートたけし×松本清張 点と線 [DVD]
『点と線』は 戦争をきっちり体験した者にしかわからない。松本清張の肉体にきりこまれた「戦争」を知らぬと理解できない。松本清張は、遂に独自の清張文化を創りあげた。
清張の最高作品である『点と線』。
なぜ、映像化が可能になったのか。
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ビートたけしの存在。彼は清張の時代を肉体化している化け物である。
当時の 義理堅き 日本社会が 見事に描かれている。
たけしの存在は 戦争を体験した驚異の姿。時代の象徴というよりそのものである。
この作品を観るだけで 戦争をキッチリ身体にしまった男と女たち、さらに大きな財政界の当時の姿がキチンと伝わってくる。
同時に そのなかで生きている人間の哀しみも きっちり入っている。
それは「奇跡」とでも言うしかない。
まさか、映像化できるとは思っていなかったが、完成された奇跡の作品。
今後、かような作品をもくろむ者は存在しないと思う。
最高傑作。
名月佐太郎笠 [DVD] STD-118
その分、あぁ、昔「モノクロ映画」を観ると、こんな筋が入ったなぁ。という変な感慨にふけったりします。物語は単純、この上の映画紹介に書いてある通りです。高田浩吉の歌(江戸小唄で鍛えた美声)と田崎潤(東宝の怪獣映画のイメージではない)の聞かせ処と観処があります。画質の悪さをがまんすれば、一見の価値ありとみました。