ドイツ参謀本部-その栄光と終焉 (祥伝社新書168)
ナポレオン戦争から第2次世界大戦までドイツ参謀本部を
中心に概説している。著者は参謀本部をシステムとして
見ており、その成功と失敗から現代の組織論の教訓にしよう
としている。
本書の山場は2つ、ナポレオン戦争と普仏戦争である。だが
ただ戦争に勝てば良かった前者と比べ、勝利後のバランスも
考えた後者は断然面白い。
特に関心を持ったのが大モルトケとビスマルクとの関係だ。
彼らは性格的には対立しながら、お互いの守備範囲を侵さず、
お互いを尊重しながら良い意味で競い合っていた。このよう
に参謀本部の成功の鍵は軍人と政治家との力の均衡にある。
それの均衡を崩したのがヴィルヘルム2世であり、
ヒトラーである。
山場は上記の通りだが、それ以外の著者の言うところの
「鳴かず飛ばずの時代」の記述も丁寧で、単に
「参謀本部の歴史」としても良書である。
ビスマルク号を撃沈せよ! [DVD]
第2次大戦下・ロンドンの地下作戦本部を舞台に、作戦本部長がドイツ軍・巨大戦艦ビスマルクを‘如何にして撃沈するか’の奮闘・苦悩を描く、1960年製作・「ルイス・ギルバート監督」の傑作海洋戦争映画。
【海軍省の作戦部長に着任したシェパード大佐(主演:ケネス・モア)に、ビスマルク出撃の情報が入る。北大西洋艦隊にビスマルクの迎撃を命じるが・・・・・・。】
壮絶な砲撃戦を描く中、戦艦ビスマルクの砲撃攻撃でイギリス巡洋戦艦フッドは撃沈・戦艦プリンス・オブ・ウェルズも損害をうけて戦場海域を離脱する。空母アーク・ロイヤルからソードフィッシュ雷撃機が発進・魚雷がビスマルク右舷後部に命中・操舵装置に損傷を与え航行不能になったビスマルクにイギリス艦隊が砲撃攻撃で沈没させるまでを描く。特撮ながら迫力ある戦艦同士の壮絶な戦闘シーン、ビスマルクに魚雷攻撃をするソードフィッシュ魚雷爆撃機の飛行シーンなどはみどころ!
(余談:映画は、あくまでも観賞用のドラマです。・・ビスマルクの船体は近距離砲戦に防御力を発揮し、驚異的な不沈性を備える戦艦。その後の調査で自沈の為に開けられた穴も確認されたとされていますが?
「ディスカバリーチャンネル ジェームズ・キャメロン 海底の戦艦ビスマルク」(:DVD)などを、ご参考に判断されるのも・・・・・。)
ビスマルク号を撃沈せよ! スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]
戦艦ビスマルクを撃沈するためにイギリスは捨て身の覚悟で、輸送船団から護衛艦を引き抜いて、ビスマルクに当てます。
でも、ビスマルクは24時間で基地に戻ります。
何とか、それを阻止するため空母アークロイヤルから、雷撃機が飛び立ちます。その結果は・・・。
映画というよりドキュメンタリーの様に進んでいきます。
それだけに冷静に見ることが出来るのですはないでしょうか。
アニメホットウェーブ
他では聴けない曲が入っているため購入したが、なにしろ1990年から発売され続けている商品なので、音質的には不満が残る。
CD盤面の表記は、「デジタル・マスタリング」。(おそらくAAD表記と同じ意味)
確かに「リマスタリング」はされていないようだ。
音質にも“時代”が感じられる。
『デリケートにキスして』も『見知らぬ国のトリッパー』も、かつて友人の部屋でよく聞いた、“あの音”だと懐かしさを覚える反面、うまくリマスタリングされた音でも聴いてみたくなる。
大計なき国家・日本の末路
ドイツ人は、ナチスに罪をかぶせて戦争犯罪を巧みに回避したと聞いていたが
千百万人の捕虜、国土の割譲など日本以上に悲惨な戦後であった。
国のために戦った同胞
ソ連などで地獄をあじわったドイツ人
同じ敗戦国として、日本のために戦った人たちのために祈りたい気持ちで一杯になった。
何かできることはと、靖国神社崇敬奉賛会にでも入ろうと思ったが、五万円・・・
退職金、宝くじが出たら入ろうと思わせるような、国について考えさせる良い本です。