mellow-blue-
クラッシックにすごく詳しいという訳ではないのですが、mellowの組み合わせは聞いたことがある曲が多く、耳になじみやすくて、気持ち良く聴けます。
普段クラッシックCDを買ってまで聴くという訳ではないのですが、このCDは買ってよかったと思います。
ポエタ
最近、フィギュア・スケーターのステファン・ランビエルが演じたプログラムの音楽として脚光をあびている感がありますが、アルバム全編にストーリー性を感じる素晴らしい充実のアルバム。このアルバムにはフラメンコの静と動、喜怒哀楽が見事に表現されていて、改めてフラメンコ音楽の奥深さを知る事が出来ました。解説書はオールカラーで、アルバムの音楽イメージそのままの洒落たデザイン。簡単な日本語の曲解説も同封されていて、日本語訳詞が掲載されてるのが有難いです。この訳詞も素晴らしく曲の理解に役立ちました。(私はソニーレコードの国内発売盤の方を購入しました。Import盤の方に日本語解説書が同封されてるのか?はわかりません。このレビューは国内盤の方に書きましたが、Import盤にも同時掲載される様ですので書き添えておきます。)
11月のある日
車のラジカセで最初に聞いたら録音レベルが低く、かなりボリュームを上げる必要があった
かつ、ボリュームを上げると音がこもって非常に聴きづらかった
が、家のステレオを聴くと普通に素晴らしい演奏だった。
ギターの特性なのかこのCDは再生機械を選ぶようだ。
ブローウェル:ギター音楽作品集 1
ブローウェルの作品集というと正直難解でとっつきにくそうと考える人が多いのではないでしょうか。確かにブローウェルの世界は(特に初期は)一見意味不明で理解不能な様相を呈していることが多いのですが、このコボの演奏はそんな難解な世界の裏に隠れたリズムの気持ちよさや響きの美しさを気付かせてくれる素晴らしいものだと思います。
また、『シンプルエチュード』が全曲収録されているのもいい感じです。この練習曲集はクラシックギターを弾く人間にとって非常によい基礎の確認や欠点の洗い出しの材料になるのですが、素っ気無い演奏の録音はあっても曲としていいと思える録音がなかなかないのが現状です。が、コボの演奏はわかりやすいながらも音楽を大事にしたもので、この『シンプルエチュード』が持つ音楽としての可能性を感じることができます。
他に『フーガ第一番』や『魔術師の瞳』等、非常にカッコよくていい曲なのに録音がなかなか見つからない曲から、『特性的舞曲』や『舞踏礼讃』といったブローウェルの定番まで、一枚通してブローウェルワールドを心地よく体験できる作品です。私の周りではこのCDを聴いて「シンプルエチュードが実はいい曲だと気付いた」とか「ブローウェルが好きになった」という人が結構います。本当に。是非聴いてみて下さい。安いですし。