RELAXIN’ AT IWAKI ALIOS
東日本大震災の復興チャリティーの一環で福島県いわき市の「いわき街なかコンサート」に参加した伊藤広規&His Friendsのライヴ。
伊藤広規(b),森園勝敏(g&vo),カズ南沢(vo&g),青山純(d),中村哲(sax&kbd)という、日本のミュージシャンの中でも最強の布陣と目されるメンバーにて
福島県いわき市の「いわきアリオス」で演奏されたライブ全7曲とボーナストラック2曲が収録されています。
タイトルの通り非常にリラックスした空気の楽曲が選曲されており、それらがベテラン5人によって余裕たっぷりの気持ち良い演奏で展開されて行きます。
スティーブ・ミラー・バンドやヤング・ラスカルズといった往年のバンドの名曲の数々と、カズ南沢によるオリジナル曲、モリの四人囃子「Lady Violetta」など
さまざまなジャンルの楽曲が登場しますが、最大の聴きどころはライブのラスト曲「Kissin' My Love」でしょう。
レイニーズ・バンドでカズ南沢が得意とするファンキーなR&Bで、この時ばかりはリラックスしたメンバー全員の熱がヒートアップ!。
このメンバーによるファンキーなノリは凄いです。
伊藤広規さんが重心の低いブリブリしたベースを弾く方なので、青ジュンさんとのリズム隊に乗ったこの楽曲では
カズさんのヴォーカルとギター、サトシさんのSaxともにかなりの熱を帯びています。間に挟むモリさんの、あえて軽いトーンにした軽妙なギターは
ほどよいクール・ダウン効果を狙ったか。
全体的に余裕の演奏で、“さすが”の力量を感じます。
メンバーの皆さんが均等に力を発揮しており、「メインが誰」という聴き方が出来ない。
それだけ耳を傾けるポイントがたくさんあるアルバムだという事です。
カズさんの聴きやすいヴォーカルと輪郭のハッキリしたギターがいいですが、同時に森園さんの、唄のバックで鳴るギターが絶妙!。
まさしく百戦錬磨だ!
証言! 日本のロック70’s ニューロック/ハードロック/プログレッシヴロック編 (単行本)
70年代に日本のロックの当事者達が証言する、時代の検証本。音楽性というより当時の音楽シーンや風俗を当事者が行ったトークショウを文章化したものであり、当時の雰囲気はつかみ取れます。でも全ては理解できません。当然言及不足のある部分があることも否めません。でもPANTAの証言や山本恭司・岡井大二の話は当然興味深いものであります。
70年代日本ロックシーンの全体像を掴みたい方にはオススメの本です。
一触即発(+2)(紙ジャケット仕様)
なんと歴史的名盤が¥1500で紙ジャケ、デジタルリマスターで再発。音質は、94年のCD選書Q盤と比較をすると、ダイナミックレンジ、音の切れのよさとも比較にならないくらい格段に向上。すでに持っているものを買いなおしてもあまりある価値を手に入れることができた。ありがとうHAGAKUREさん。
昨日より若く
ハーベストガーデンは福岡出身のシンガーソングライター藤原聡子のソロユニット名。
2年前のデビューCD『HAIN』はシンプルなアコースティックサウンドをバックにのびやかで美しい清涼感の漂うヴォーカルを聴かせてくれ、久々に正統派の大物女性シンガーの登場に拍手をおくりました。そんな彼女の待望の2ndCD『昨日より若く』。透明感のある鮮やかな色彩で描かれた彼女のポートレートが印象的です。作者は昨年
福岡でプライベートなライブを行った際知り合った柳田烈伸(やなぎたたけのぶ)さんによるもの。タイトルと調和していて素敵です。全7曲、カバーとオリジナルが半々といったところですが、全曲オリジナルと言っていいほどに彼女のものになっている印象です。前作にくらべ当人の作品が増えたことによりより個性が前面に押し出され、
より説得力のあるヴォーカルが堪能できます。全曲を通じてそれぞれの歌の世界にスッと入っていける感じですが
特に1曲目の「あったララるら」は彼女のアイデンティティが徒然に語られて、それをまた”あったララるら”という言葉で煙に巻いていくようなとても不思議で面白い曲です。そして彼女の少しウェットなすばらしい歌唱が聴けるエンディング曲にしてタイトルにもなっている「昨日より若く」。原曲はL⇔Rの「YoungerThanYesterday」ですが、しんみりと、でもキラキラと詞が心に伝わってきます。3・11の震災でざわついた心にはこんな曲が必要な気がします。
東映映画ジャッキー・チェン予告編,主題歌集
予告編,主題歌集とあるが
実際は映画の予告編をそのまままるごと音源化したものだけ
ある意味貴重な音源ではあるのだが
当然のごとく解説や台詞が入ると
曲は音量が下がったり、中断されたりするので
少なくとも完全な姿の主題歌や挿入歌を楽しめるモノではない
映画解説の語りや役者さんの台詞、功夫の掛け声などを含む全体的な雰囲気を楽しむモノ
ライナーノーツには歌詞と作詞作曲編曲者、映画のストーリーとデータが載っています
それなりのできです
解説の声が誰なのかまで書いてあればもっとよかったんですがね・・・
天中拳とか、かなり広川太一郎っぽいんですけど、どうなんでしょ
結論、予告編の音源が欲しいかなりマニア向けのCDです