SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック
ミュージカル映画ならともかく、一般映画のサントラは難しい。この映画はジャズ演奏があるから、ネタには不自由しなかったはず。
演奏は彼女たちがやっているのだから、パーフェクトといかないのはいたしかたない。
気になったのは、収録されている曲が短いこと。3分を超えるのは最初の「A列車で行こう」と「シング・シング・シング」の2曲だけ。
彼女たちの演奏以外の間奏曲も収められているが、これはもっと短い。普通は映画よりも相当長く収録するものだと思うが。
蛇足だが中途半端な「映画のせりふ」は不要!
A列車で行こう
バンドが私の楽器だ、とはエリントンの有名な言葉。絵筆の代わりに5線譜で、空間のキャンバスに数多くの壮大な絵を描いた、空前絶後の20世紀アメリカを代表する作編曲家にしてピアニスト、デューク・エリントンの、主として1940年代前半の名演奏を集めた傑作集がこのCDだ。
スウィング時代を通じて一般的な人気には縁のなかったエリントンだが、この時代の彼のバンドは、クーティ、ビガード、ファン・ティゾール、ブラウンに始まりベン・ウェブスターそしてジャズ史上最大のベーシスト、ジミー・ブラントンまで擁していたのだ。
バンドのテーマ曲でもあった有名な1.を初め、いずれの曲もエリントン楽団を代表する名曲名演ばかりだ。
ラヴァーズ・コンチェルト~サラ・ヴォーン・ベスト
元々「ベスト」と言うものは 余り買わないようにしていた。
オペラやバレエのガラのように、触りだけ集めているものって お得そうだけれど、結局 一つのストーリーの中にあって始めて生きるものなので 感動が違ってしまう。
「ベスト」も 良いとこ取りしているようなのだけれど、何となくバラバラ感があって馴染めない。・・・・・にもかかわらず これは買ってしまった。
曲目とサラの名に惹かれて・・・。数日考えたのに買ってしまった。
でも、やっぱり 「ベスト」を買うより お気に入りを一枚ずつ買い揃えるべきだったと後悔している。
と言いつつ、サラの歌唱はやっぱり素晴らしいので、☆3つにしようと思いながら やっぱり4つに!!
A列車で行こう7 公式ガイドブック (Login BOOKS)
A7最初の公式ガイドですが内容は線路の敷設パターンの紹介、建物、列車の詳細なデータ等でした。個人的にはトンネルの掘り方が載ってあって助かりました。取扱説明書の延長みたいなものですから、取扱説明書を見てもいまいちわからなかった人にはいいと思います。
A列車で行こう
マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ):1984年7月New York生まれ。今や20歳にてまさに円熟期を迎えたMJQを、ジャズ・コンボの世界最高峰と言っても決して褒めすぎではあるまい。今回発売となった20周年記念アルバムは、彼らの20年間の歩みの集大成とも呼べる作品集である。
ジャズ・スタンダードから出発したMJQは、編曲の魔術師(と私は呼んでいる)David Mathewsの独創的な音楽哲学に引っ張られて、そのレパートリーを広げてきた。さりながら、MJQの軸足がジャズの本質から外れたことはないのが嬉しい。
20年まえの結成時の5人のうち、Lew Solof(tp)、Charnett Moffett(b)そしてDavid Mathews(p)の三人がこの記念アルバムに参加している。当初メンバーのGeorge Young(ts)とSteve Gadd(ds)に代わって今回加わっている、Andy Snitzer(ts)とVictor Lewisds)もなかなかの凄腕を披露してくれている。
MJQデビューの最初の収録曲はGeorge Garshinの不滅の名曲、サマータイム。そしてこの記念アルバムの最後の曲がサマータイム。デビュー盤と比べると、今回のはコンパクトで歯切れがよくなっている。どちらを「良し」とするかは好みの問題であろう。それにしても、20周年記念アルバムの最後にこの曲をおいた、MJQと製作者の”ニクイ”演出に拍手喝さいを送りたい。