SEEDS OF MOVIES Bandage(CCCD)
1990年代のロックバンドブーム時代を背景にLANDSというバンドの結成から解散までをボーカルでリーダーのテルを主人公に仲間のケンジ、リュウジ、ユキヤ、や マネージャの仁美、受験生の麻子らの関わり合いのなかに青春の光と影をテンポ良く描いています。
声のドラマから映像をイメージして聴くのもなかなか面白いものです。
塩谷瞬がはまり役で光っています。フアンなら是非必聴です。
塩谷哲&小曽根真【デュエット】
野球やサッカーが米国メジャーや欧州セリエAといった国際舞台で対等に活躍する日本人アスリートを輩出して久しいが、ジャズの世界もかつての穐吉敏子や渡辺貞夫だけでなく、若い才能が臆せずに大活躍している。この二人も日本のピアノのトップランナーとして不動の地位を築きつつある。ジャズの小曽根真とラテンやクラッシックもこなす塩谷哲といった風に二人の出自やグラウンドは若干異なる。しかし、才能と国際性という点では二人とも共通しており、何よりもお互いが相手の音楽性に心からの共感とリスペクトが、この共演を実現させ、最高のパフォーマンスを発揮したのであろう。先日NHK教育の番組でもスタジオライブで共演していたが、恐れを知らぬ二人の自信に満ちたプレイとセンシティブな音楽センスには恐れ入ってしまった。おそらく世界のトップピアニストにも引けを取らない二人の今後に大いに期待したい。
初雪の恋 ~ヴァージン・スノー~ [DVD]
今時珍しい話です。昔の日本映画に似ています(笑)ドロドロもなく、若い二人の気持と、古都の風景が妙にあっています。外国人が見る京都の風景ってこんな感じかなぁと。 二つの国の間にある[変な物]もなくて良かったですね。若い二人の俳優さんも上手くて、実力ある人が演じると気持よく鑑賞できますね。
アーセオリー
塩谷哲トリオとしては3作目でしょうか?
1作目を聴いた時の衝撃はそれはもう凄かったものですが、2作目のWheelin' Ahead!は3ピースのジャズなのに、とてもスリリングな演奏で音も分厚い!!
何年経っても飽きが来ないので、新作が出ていることを知っていながらなかなか購入に踏み切れずにいました。
さて実際に聴いてみると、どうも前作より小さく纏まっていると言うか…
どうも冒険が少ないような感じました。最初はゆったり目に、終盤に向けて徐々に盛り上げていき、最後はしっとりと終わる。
こんな構成も前作と似ています。一回目はさほどインパクトは強くありませんでした。
アルバムタイトル曲が2曲目に配されていて、それを主役級の曲だと認識していたせいかも知れません。
評価ががらりと変わったのは2回目に聴いた時でした。
In A Driving Rainという曲。曲名を見ただけではどうにも暗そうなイメージがするのに、彼らときたらとても楽しそうに演奏するんです。
そこから曲調も明るめに転じ、その後4曲は心地よく突き抜けられます!
メロディアスなフレーズもあり、スリリングな演奏もあり、遊び心も満載。
3作目もまた、大満足な大満足な1枚でした。
LOVE GAME DVD-BOX
「LOVE GAME」は、釈由美子さん演じる「氷室冴」という女性が
毎回、ターゲットの女性にゲームの誘いを持ちかけます。
ゲームの内容だけ聞くと「それ、案外簡単なんじゃないの?」と
思ってしまうのですが、意外と人間の欲望や本音が邪魔をして
思うようにゲームが進まない。
そして、毎回驚くような展開があったりします。
そこがとても面白く、奥深くて、夢中で観てしまいました。
明るくトボけた、可愛い釈由美子さんとは真逆の、冷たい感じが
全身にみなぎるような釈由美子さんが魅力的です。
黒ずくめの服装も格好いい!
冷たいようで、時々気持ちが揺れる女性の心情を、釈さんが丁寧
に演じていて、それも見所だと思います。