宇宙の科学
はしがきには「文系向き」と書いてあるが、そのために物理現象の解説にページを割くこととなり、かつ数式を多くは使っていない為、天文学の「おはなし」が中心となっている。相対論に関する記述こそ詳しいものの、中途半端に「文系向き」を意図したためか「おはなし」中心であるのは否めない。物理法則でページ数を割いているためにその「おはなし」も物理中心となっていて、宇宙科学としては同じ東京大学出版会から出ている「宇宙科学入門」の方が幅広いように感じる。
演習問題は理系にも厳しいものがある、と書かれているとおりであり、内容説明と演習問題難易度の乖離が激しい。いっそのこと文系を対象とするのをやめ、物理法則や数学は付録に軽くまとめる程度にして同じ内容を数式を用いて記していったほうがよほど読みやすい本となることだろう。扱う内容の選択や求めるところは良いと思うが、もう少し読者対象を考えるべきだと思う。本書の対象として妥当なのは、理系的な学問について特段アレルギーは感じておらず、宇宙について興味のある人がその入口を定性的に知りたい、という人であろう。
上記のような性格から、天文学・宇宙科学全般の概論目的としては中途半端となってしまっているが、その一方、物理や数学を少々かじっている人(主に理系)が宇宙論を教養として身につけるのには妥当であろう。教養より深いのであれば物足りないが、読書の一冊としては妥当である。
宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く (光文社新書)
宇宙加速膨張の根源的なエネルギーとして注目されている。本書では幅広い宇宙論関係の中で特にこの奇妙な存在に焦点をあて分かりやすく説明してくれる。わかりやすくというのは理論的な解説上という訳ではなく、なぜこの分野が注目を集めるのかという興味を喚起してくれるという点で。
特にアインシュタインが失敗とした一般相対性理論の方程式に付け加えた宇宙項が実はこのダークエネルギーの話しに結びついている点は非常にびっくりした。本文にも引用されていたが、方程式は考案者より賢いという言い回しにぴったりである。
後半の宇宙観測に関する章は、日本が現状最先端の技術力を背景に研究のトップを走っているが、今後の基礎研究者の層の問題、科学技術分野における日本の国家戦略の危うさについて考えさせられる。
理論面の解説、観測機器の解説とバランスよく配置され、新書としては良くまとまった良書だと思う。
宇宙ペン ノック式
私自身珍しいもの好きでして、ためしに購入してみました。これを試しに水中で書いてみたところ確かに問題なく書くことができました、普通のボールペンで試したらインク自体でませんでした。外観はあまりおしゃれとは言えないかもしれませんが間違いなく過酷な状況でも書けるペンです。
しかし耐久性はどうだろう?というのが正直な感想です、恐らく耐久性に関しては普通のペンと同じか、少し丈夫というところだと思います。本体にはスペースシャトルのマークとポケットにひっかけられるピンには英語でSPACEという文字が刻まれています。
書き心地ですがこれは滑らかな書き心地で、インクの入ってる部分にガスが入っているためインクが途切れて書けなくなることはまずありそうにないです。だからこそ無重力でも逆さでも書けるのでしょう。若干字は太めです。
購入したペンのパッケージには-45度〜204度でも書ける。無重力でも水中でも書ける。
特殊インクで永久に消えない。(手に書いても消えないということではなく、紙に書いて長年経っても字が色あせずはっきり読めるということでしょう。実際手に書いてみて擦ったりあらったりしたらちゃんと落ちました。)
インクは100年間は乾燥しないで書ける。
アポロ計画、スペースシャトル計画で使用!
インクが切れても別売りの専用インクカートリッジで簡単に補充(交換)できます。
3D球体パズル 60ピース 月球儀 THE MOON- (直径約7.6cm)
年末の地球儀に続き購入しました。
60ピースなのであっという間に完成でしたが、
小さいながらもすごく月面が描きこまれていて
満足って感じです。
特に箱がそのまま飾る為のケースになるのは親切。
組んだ月をケースに入れて、地球の隣に飾ってます。