タクミくんシリーズ 風と光と月と犬
今回脇役のギイくん、託生がらみでない単独のギイが凛々しくって新鮮でした。凛々しいと言えば、三洲くんのワンコも今回ほんのちょっと頑張っちゃってます。
他の方も書いていらっしゃいますが、今作では大きなものから些細なものまでいろんな秘密の暴露が…作者の”ごあいさつ”によれば、今までの伏線の回収とか。
なら九鬼島での、ご都合主義的やや強引な遭遇も伏線の一部だったのかな〜。まだまだ何かありそうな雰囲気です。
ギイと三洲ふたりきりのシーンでも、今までのように険悪なムードになったり緊迫感漂うこともなく自然体で、相棒とはまた一味違う良いコンビの誕生か!?と期待大。
時節柄、進路や将来のこともあちらこちらでちらほらと話題にのぼってます。
メインは新三洲の恋の行方なのでしょうが、個人的にはサブストーリでも結構楽しめました。いつになく文字数が多いのもGood!!
ただ、前例もありますし、後に文庫化すると思うと☆5つは付けられません。せめて、文庫化した時に他の話が追加されないことを祈るばかりです。
リスク タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫)
ハードなものを読んだ時にタクミくんシリーズを読むと癒され落ち着きます。
お互い、相手のことが大好きで大切にしている姿や、嫉妬している様子は楽しいので、毎回、小さなエピソードでも楽しめます。
そう思えるのは私がこのシリーズを読み始めたのがここ2年くらいで、まだ読んでないものもあるからかな。
卒業し、大学生になった姿や、社会人になった二人も見てみたいけど、このペースだともしかして卒業で終わりだったりして?
どうか老眼で読書がつらくなってませんように(笑)
っていうか、初老でまだBLファンってこわいかな(笑)
今回、ベランダでのキスや学食デートが幸せそうで、よかった。そこだけ何度か読み返しました。
リスクヘッジも御曹司ぶりがすごくて楽しかった。
渡辺桂子コンプリート・シングルズ&モア
最後の正統派アイドルっていう感じです! 1stシングルのHIROSHIはイントロが爽やかでアップテンポな曲で純粋って感じです! 2ndシングルはなぜか路線変更したのが残念に思います。解説も詳しくて、本人のプロフィールや楽曲についてのコメントもあります。 音は24bitデジタルリマスターで鮮やかにはっきりした音がします。 80年代アイドルが好きな人は是非聞いてみてください!!
そして僕らは恋をする (あすかコミックスCL-DX)
同作者の作品の評価は、個人的にはわりと辛いことが多いのですが、このコミックは最近発行されたものの中ではよかったです。
ちゃんと内容があって、筋書きもしっかりしてましたし、なによりも絵がとてもきれいでした。
いつもにもまして、繊細というか、表情などの描き込みが深くて、登場人物の誰もが生き生きしていました。
ストーリーは家族のいない友也が、知り合いの仲良かったおばあさんの家で偶然彼女の孫のヒカルと出会い、いきさつがあった後に同居となり、次第に心を通わせていくという一つ屋根の下恋愛モノ。
少し展開が急だったり、タイミングがわかりずらかったりという部分はありましたが、飄々としてちょっとボケた感がありながら寂しげな攻ヒカルと、コミカルで一直線な性格の友也が対照的でコントラストが楽しかったです。
ヒカルがかなりイケメン正統派美形なのもポイント。攻には線が細いんじゃ?と思いきや、結構最後は男男してて、これもポイント高かったです。
雑誌掲載で既に読まれているならば、本編の手直しはなさそうなので買う必要もないかなと思いますが、短いながらも描きおろしがついていて、これに笑いを誘われたので、興味あれば、そしてこの話が好きだったら買ってもよいかなと思います。