NHK大河ドラマ 花の乱 完全版 第弐集 [DVD]
1994年の大河で日野富子を三田佳子が演じたある意味伝説の大河ドラマ。
大河最低視聴率ながらも芸術性満点の作品。黛りんたろうの演出が冴え渡ります。
またしても三枝成彰の音楽が陰惨かつ秀麗なこのドラマに彩りを添える。
市川森一氏の創作・脚本。市川氏作品の中でも極めて芸術性の高いドラマ。
草刈正雄演ずる日野勝光、佐野史郎演ずる足利義視など怪演も満載。
ちなみに日野富子の若年期を松たか子が演じます。
実質的デビュー作です。あのまばゆいまでの輝きは今でも瞼に焼き付いてます。
(その後、彼女の氏素性を知って得心しましたが)
とにかく1991年の『太平記』同様、救いようのない陰惨かつ秀麗な芸術作品です。
NHK大河ドラマ 花の乱 完全版 第壱集 [DVD]
NHK大河ドラマ『花の乱』は、応仁の乱の頃の室町時代を題材に取り、
将軍:足利義政の妻である日野富子を主役に据えた異色作である。
これまでも総集編VHSは発売されていたものの、
当然のように内容が薄く、また致命的とも言える欠点があった。
富子(=椿)と養父:伊吹十郎太の最後のやり取りがスッポリ抜け落ちていたのである。
そういう訳で、昨年完全版のDVDが発売されたのはなんとも嬉しい限り。是非ご堪能あれ。
史実と異なる点が多い一方で、ロマンティックで程好くドロドロした物語は比類ない。
かの一休宗純のクソ坊主っぷりがきちんと描かれている実写映像作品は『花の乱』くらいであろう。
NHK「その時歴史が動いた」コミック版 信長・秀吉・家康編 (ホーム社漫画文庫)
東海地方に住んでいるものとしては、この人達は英雄だ。
特に岐阜といえば信長!
彼らの関係性は実に面白い。
歴史を勉強する上でも、桶狭間から江戸幕府までは、彼らの話を軸に据えて他のことを学んだ方が理解いいのではないだろうか。
この漫画では、ところどころで城の名前がちゃんと出てきて、誰がどこの城を拠点にしたかがよく分かる。
ほとんどが近所の城なのでとても面白かった。