日本合唱曲全集「落葉松」小林秀雄作品集
「落葉松」は歌曲の名作としても知られていますが、混声合唱でも歌われており、多くの合唱団の愛唱歌ともなっています。ここでは、木下保指揮、日本女子大学合唱団の名演奏を聴くことができます。田中瑤子さんのピアノが冴え渡っています。
「落葉松」の抒情性豊かな女声合唱に惹かれます。これだけ魅力的なメロディを持った合唱曲はないですね。センチメンタルでノスタルジアを感じる美しい世界がそこに展開されており、感動的なクライマックスまでとてもよく歌われています。
ア・カペラの『優しき歌』は譜面も簡単でメロディも美しく立原道造の詩と小林の曲とのマッチングが絶妙で、合唱組曲としてとても良くまとまっています。伊藤栄一指揮、東京カントライの演奏も大人の合唱を聴かせており、安定感があります。抒情的な歌詞にメロディアスな曲、合唱作品として歌い継いでほしい楽曲です。
『前奏曲』の3曲は少し難解な部類に入ります。メロディやハーモニーに取っ付き難さを感じますので、アマチュア合唱団がコンクール以外で歌う機会はあまりないでしょうが、この東京カントライの演奏を鑑賞して、小林秀雄の音楽世界を堪能してください。
古橋富士雄指揮、東京放送児童合唱団シニアの演奏による『九州民謡によるコンポジション』も上質な女声合唱曲として、今もコンクールで取り上げられています。演奏するのには難しい曲ですが、若いが経験豊富な東京放送児童合唱団シニアの皆さんの卓越した技術力でいとも簡単に魅力的に歌い上げています。「キンキラキン」「稗搗ぶし」「どんたくばやし」という急緩急という構成で、ピアノが伴奏の領域を越えて音楽を作っています。しっとりとした「稗搗ぶし」は見事な歌唱でした。
文章力の基本
経営書!人生の本!自己啓発本!読みたい本沢山ありますよね。
でも日々仕事をする上で、人とコミュニケーションを行う上でとても大切なことって表現力なんですよ。
表現力でこの人は頭の良い方だ、これぐらいの程度しか行かない人だろうなんてことを思われてしまいます。
20代に身につける事でお客様や上司からのより質の高い質問を引き出してみよう。
本書はそのための最も基本的なルールを教えてくれています。
20代、30代前半にはとても大切な本だと思います。
だから20代、30代の視点での評価は5つ星です。
自分が変わる!30日ダイエット手帳
主菜、副菜、主食、汁物などと記入するスペースが、
とても書きやすいので 気に入っています。
ただ 栄養バランスチェック項目がないのが残念なんです・・・
ダイエットをする上で バランス良く食べられているかは とても大切だと思うので、
今日 摂取できなかったものは何類の食品だったのかがわかるように
チェックする表があったら 翌日の献立を考える際に とても役立ったと思います。
また、体重も朝と夜の2回の計測欄があると 尚良しです。
40代からの住まいリセット術―人生が変わる家、3つの法則 (生活人新書 329)
私は、水越さんに設計していただいた家に住んでいます。私の快適さをまさに現している本です。
本の内容も上手くまとめられているので、自分の読みたい所から読めるのは建築士ならでは?だと思います。住まいのリセットはそれからの人生を左右します。家族が程良い距離で幸せに暮らすにはこの本を読むことです!絶対お勧めです!
「動線」「収納」「インテリア」まさにこの3つか集約されています。
この本に書かれているツボを押さえれば、間違いないと14年住んでいて感じます。
''動線について
私自身仕事に振り回される日々なので、家事の動線は少ないほうが良いのです。ですから、キッチンに隣接したランドリーは全く無駄がありません。
''収納について
使う場所に収納するのは、とても生活しやすいです。パジャマも下着も洗面所っていうのは、管理もしやすくてナイスです。
食器棚も浅くて壁一面っていうのは、見やすいし出し入れもし易くて良いです。自分だけ物の場所が分かっている…っていう主婦が多いかと思いますが、この方法だと、家族もお友達も食器の場所がすぐ分かるので
自分がいない時や、ホームパーティーなどの時は特に便利です。そんなアイデアが本の中にいっぱい!!
''インテリアについて
自分の好きななアジアン家具を上手く利用して、大好きなものに囲まれて生活できるのは、すごくリラックスできます。タイやインドネシアやバリで買ってきた布は「見せる・隠す」にすごく役立っています。六人がけの無垢のダイニングテーブルも家族の中心にふさわしかったと思います。韓国家具も個人輸入して揃えましたが、雰囲気作りには欠かせないものになっています。
とりあえず選ぶ家具をやめること…まさにそうだな―って本を読みながら感じました。一生使える家具を選んで大切にする、水越スタイルはエコにもつながります。インテリアから人生を語る水越スタイル応援します。
日本の合唱まるかじり
日本を代表する50名の作曲家による50の作品が2枚組みのCDに収録されていますので、これから合唱を始める人は勿論のこと、長らく合唱に関わってきた人にも珍しい作品の鑑賞の機会としてとらえてほしい企画だと思いました。いわば日本の合唱の歴史を聴くことができるものですね。
中学校や高校の卒業式の定番ソングとも言える佐藤眞の名曲「大地讃頌」は、オーケストラ版ですので迫力満点です。磯部俶の「遥かな友に」、大中恩の「わたりどり」、佐々木伸尚の「夜のうた」、中田喜直の「夏の思い出」、東海林修の「怪獣のバラード」など、多くの合唱団の愛唱歌とも言える基本作品は勿論のこと、小林秀雄の「落葉松」、高田三郎の「雨」、團伊玖磨の「みなかみ」、多田武彦の「雨」、清水脩の「月夜」等、それぞれの混声合唱組曲の一番有名な作品が収められていますのでどれも大変懐かしく聴かせてもらいました。
一番古い作品である1900年に作曲された滝廉太郎の「花」から、2005年作曲の坂本龍一の「CANTUS OMNIBUS UNUS」まで、100年以上の歳月に渡る日本の合唱曲の歩みを辿ることが出来ます。勿論、歌っている合唱団は、東京混声合唱団はじめ、一般、大学、高校の団体による日本のトップ集団の演奏ですので、大変素晴らしい水準なのは間違いありません。
難曲ではありますが、日本の合唱曲の水準を高めた林光「混声合唱のための『原爆小景』より 水ヲ下サイ」や、間宮芳生の「合唱のためのコンポジション第1番『混声合唱のためのコンポジション』より I」も収められていますし、その他の三善晃、廣瀬量平、武満徹、池辺晋一郎、荻久保和明、木下牧子、松下耕、高嶋みどり、柴田南雄、新実徳英、萩原英彦、尾形敏幸、小山章三、信時潔、三木稔等の作品が収められており、これらの作品を一同に聞くことが出来るアルバムはまず他にはありません。オススメします。