電脳戦機バーチャロン フォース(メモリアルボックス15)
タイトルはメモリアルボックス付属のブックレットにあった、亙氏の「OMG」「オラタン」「4」の評価です。
詳細はブックレットに譲りますが、オラタンが商業的には失敗どころか、シリーズに負の遺産を残した、という話はショックでした。
私はアーケード版のプレイヤーですが、ゲーム自体に不満はありません。
チュートリアルも用意されてるので、初心者の方も始められる手助けになるのでは。
私としては、トレーニングモードで「近接限定」「CPU最強」「速度スロー」に設定すると、近接戦の猛特訓が出来るところが嬉しいです。
通信対戦もラグは特に気になりません(稀に、すごくカクカクすることがあるのですが、恐らくメンバーの誰かの通信環境が影響しているのでしょう)。
強いて対戦面で不満点を言うなら、ランクマッチ対戦すると、ランダムにチームを組んで、1戦終わったら解散してしまうことでしょうか。
ランクマッチの目的上、仕方ないことなのですが、ちょっと寂しく思いました。
もちろん、ランクに興味がなければ、8人まで入れる部屋で遊べます。4人は対戦・残り4人は観戦、ということも可能ですので、フレンドがいる方はこちらがメインになるのではないでしょうか。
また、Xboxのコントローラーが4つあれば、画面4分割対戦で、リアルの友達と遊ぶことも可能です。
現実的とは思えませんが、Xbox360が4台とソフト4本あれば、システムリンクでの対戦も可能です。
バーチャロンフォースを楽しむには充分なソフトに仕上がっています。アーケード版をプレイしたことのある人間としては、「おもしろさ」には星5つをつけるのが妥当と考えます。
ゲーム以外のとこ……バーチャロイドのウォッチモードの操作性の悪さなど、「全体的評価」としては減点の部分もあるのですが、CD6枚組などメモリアルボックスとしての充実度には、それを上回る加点があり、やはり星5つをつけます。
電脳戦機バーチャロン フォース マスターズガイド (ゲーマガBOOKS)
まずは今のところ唯一の「フォースの全機体が収録されたガイドブック」であるということを評価したいです。
全体的な構成は
・操作やモード、基本的なテクニックの解説(ミッションの内容や機体支給の基本ルールなども押さえてあります)が20ページ程
・各機体(含ヤガランデ)の解説は1機体につき見開き2ページで、指揮官機(含ハッター)は元機体の注釈扱いで計120ページ程
・巻末にオラトリオタングラムの紹介(1機体につき半ページの武装解説付き)が10ページ
となっています。
ページ数の殆どを占める各機体の解説ページの構成は、
・左ページが機体の正面図/カラーバリエーション・基本戦術指南・有用な攻撃の紹介、
・右ページが丸々ウエポンデータ紹介(+特殊技の解説)
となっています。
ウエポンデータは、
しゃがみ・ダッシュ・ターボといった各状態での攻撃について、
攻撃回数・ゲージ消費・射程(近接攻撃は発動距離)・特殊効果/特徴の評価と解説があります。
射程や威力については、「射程:長」や「高威力」など数値表現ではないなのが個人的には残念。
膨大な機体数にページを割かれる格好で内容は全体的に「あっさり目」です。
その機体をとことん極めたい人や、アーケード版からやりこんでいる人にとっては、
1機あたり2ページの解説や、ゲーム中のチュートリアルとあまりかわらないテクニックガイドは正直物足りないかもしれません。
しかしながら、見開きで機体のざっくりとした概要が押さえられる構成は、これはこれで魅力的だと思います。
プレイ中、英和辞書のように傍らに置きながら、
90を超える個性豊かなVR達を乗り比べてみるのが幸せな使い方かもしれません。
もちろん、現状唯一の全機体が収録されたガイドブックとして、
Xbox版が初「フォース」といった方には文句なくおすすめできる本だと思います。
最後にごく個人的な感想ですが、ビジュアルや設定面については殆どフォローされていないのが残念でした。
新規のハイエンドCGは当然なし、
各機体のメインビジュアルは小さい上に味気ない棒立ちの正面図ですし、
頭部違いの指揮官機の絵も小さすぎてよくわかりません。
設定面では、10/80advを「装甲を犠牲にした高機動型のテムジン」と表現してしまうような感じなので、
ファンブック的側面を期待されている方にはちょっと残念な感じかもしれません。
アファームド使いはカバーを外すと幸せになれるかも…?
電脳戦機バーチャロン フォース(通常版)
待望の移植と言うことで非常に楽しみにしていました。
近作は期待を裏切らないで期だと思います。
マルチプレイがメインのゲームですがミッションモードで機体集めをしたり
カスタマイズしたAIとアーケードをプレイしたりと色々な楽しみ方があります。
オラタンと比べ戦闘スピードも抑えられているのであっという間にやられる言う事がなくなりました。
操作が若干複雑化している気もしますがオラタンよりは初心者には遊びやすいと思います。
また、ボーダーブレイクの冊子とオリジナルペイントのダウンロードコードはファンには嬉しいサプライズでした。
早速、ペイントコードを使ってみましたがなかなかカッコ良かったので大満足です。
オラタンより敷居も下がったので新規のプレーヤーもどんどん増えて欲しいところです。
電脳戦機バーチャロン オフィシャルサウンドデータ
ゲームをやった方ならば知っての通りキャッチーでエッジとビートの効いたメロディアスなデジタルロックが炸裂し、捨て曲は無い。爽快感のあるメロディでサビではメロウな雰囲気さえ漂う「Higher Ground」や四○貴族バトル2の様なラスボス戦を思わせる爆裂ビートの「Fade to Black」が特にお気に入り。どの曲もBGMながら全てそのまま歌物に出来る位メロディアスで叙情的、かつビート感に溢れている。「基盤音源」独特の響きが今となっては新鮮と言うか、むしろ最近のリアル志向のゲーム音楽が当然と言う人には新鮮かもしれない。音色の選びも抜群で作曲面も含め作曲者のセンスに驚かされる。まさに名作。