スペクタキュラー・スピルバーグ
これ一枚でよく知っている映画音楽を、ゴージャスなオーケストラサウンドで楽しめます。
通常はクラシックをきっちりやってるオーケストラで、演奏はしっかりしています。
また、Telarcの録音は見事で、サウンドトラックなんかより格段に良い音です。
アミスタッド [DVD]
一つ一つのシーンが心に重く残る映画だった。忘れられない映画の一つとなるだろう。奴隷船アミスタッド号での抵抗となる暴動を犯罪とするのかどうかを争う裁判を描いた作品だ。
アンソニーホプキンス演ずる元大統領が、弁護は「いい物語がえがけるかどうかだ」ということばを発する。まさにその言葉通り、暴動のリーダーシンケが語る物語は、聴く者のこころに語りかける。朴訥だが威厳のある言葉。権力や力ではなく「威厳」。それを聴くアンソニーホプキンスは、それまでの饒舌とも思える台詞を失いシンケを見つめる。沈黙で深く心で受け止める。この場面が、私は忘れられない。
Amistad, Level 3, Penguin Readers (Penguin Readers, Level 3)
奴隷船、アミスタッド。そこから何とか抜け出そうとする主人公。彼の望みは一つ、家族のもとへと戻ること。彼らの力になりたいと、権力に立ち向かい、正義を信じる人々。裁判の結果は?そしてアフリカの故郷へと帰ることは出来るだろうか?
文明と未開の地の人が出会った時の、根本的なセンスの違い、文明の発達によって人間が何かを失う「流れ」の原型が描かれているように思う。人を信じようと思う、後味よいストーリー。
自由をわれらに―アミスタッド号事件 (ノンフィクション・Books)
肌の色が白い者が黒い者を奴隷とする。
アフリカから奴隷として連れ出された人々が氾濫を起こし船・アミスタッド号を制圧する。
そしてアメリカに漂着し裁判となる。
なにも悪いことをしていなくとも奴隷が合法であるかが問われる。
現代日本は何事もアメリカの真似の社会であるが、ならばアメリカの歴史を知る必要があると思う。
是非ご一読を。