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ポリネシアン・セックス (ベスト新書) 知人が新書ブームではなくもはや新書ラッシュだということを言っていたが、いやはやAV女優が新書を出す時代が来ようとは。

本書タイトルこそ『ポリネシアン・セックス』ではあるが、この本を開いてポリネシアンセックスの1から10が学べるとは言い難い。冒頭で著者が実際に試してみたと明かす、女性誌に掲載されたその技法は、簡単にできるようにアレンジされたいわば「なんちゃってポリネシアン」であり、純正のポリネシアンセックスが学びたいという人は、本書でも紹介されている『エロスと精気(エネルギー)―性愛術指南 (りぶらりあ選書)』を当たられた方が得策か。

本書で最も多くページが割かれているのは、著者独自の解釈と改良を加えた「吉沢明歩流ポリネシアンセックス」なるものである。しかしそれは「愛撫は長めに丁寧に」とか、もっと愛をささやいてやれとか、雑誌などでよく見るいわば「女性を喜ばすセックス」の類であり、後半に行けば行くほど、ポリネシアンセックスそのものとはあまり関わりなくなっていく。吉沢はバックが好きであるとか、かなり個人的な趣向は学べるのだが。。

アート・オブ・ヴァイオリン [DVD] 子供が、バイオリンを習っているので、演奏フォーム等を参考にしようと思い、購入しましたが、入門者には不向きでした。むしろ、詳しい方、ある程度、知識のある方にとっては、過去の偉大な演奏家達の姿は、勉強になることでしょう。それまで、DVD庫の中で眠らせておかなければなりません。しかしながら!完全にマニュアル化された現代の音楽教室での、習う、というやり方の以前には、本来、このような自由な、それでいて、素晴らしい演奏があったのだ、これこそが、理想的な芸術の姿であろう、と考えさせられます。お手本をコピーするというやり方に、疑問を感じる私にとって、それも練習の上では必要でしょうけれど、そういう意味では、出会って良かったのかもしれません。言葉と楽器の演奏が同じだってったって、話し方にも、人それぞれあって、皆がアナウンサーのような喋りをする訳ではないでしょう。ニュースを読み上げるのが、素晴らしい話し方か、って、それはちょっと違うように、演奏もね、誰にも習わずにただ好きでやってたっていうような、個性豊かな昔の方が、偉大な演奏家が生まれたようですね。それと、今まで、CDの演奏しか聴いたことがなかった海外の演奏家たちのトーク、話す姿が入っていたので、その人となりを拝見できて、それも良かったでしょう。ショービジネスの犠牲になった若き演奏家達の話は、やるせないですね。芸術を理解しない人達のすることです。必須ではありませんでしたが、あっても良い1冊だと、私には言えます。
大乱闘スマッシュブラザーズDX 任天堂を代表するゲームのキャラクター達を使って、固有の技を駆使することによって得点を稼ぎます。基本は前作と同じですね。
技をぶつけ合い対戦するので格闘ゲームにも見えるのですが、ジャンルは公式ページにもある通り、アクションです。
コマンドが全キャラクター共通でしかも入力も極力分かりやすいものになっているので、初心者でも入りやすかったり、スマブラ自体に慣れさえすれば不慣れなキャラクターでもそこそこ最初から動かせるというメリットがあります。
ハードが64からGCになったこともあり、グラフィックは大幅に向上しています。また、それ以外の面でも大幅にボリュームアップ。

まず、キャラ数が前作12から25に増えました。前作に登場したキャラは全て続投です。ステージ数も同様に29に増量。前作ステージは3つ引き継がれました。

次に一人用モード。前作にもあった勝ち抜き戦は「シンプル」という1モードとして続投され、色々と変更も加えられています。
そしてアクションのようにステージを進み戦闘もこなしつつクリアする「アドベンチャー」、全キャラと「星のカービィSDX格闘王への道」っぽく順番に戦う「オールスター」モードが追加。
一人用やり込み要素の「ターゲットを壊せ!」が続投、「台を乗り継いでいけ」は消滅、代わりに時間内にダメージを与えられるだけ与えて吹っ飛ばす「ホームランコンテスト」、続々と現れるザコ敵を次々と吹っ飛ばす「百人組み手」(内容によってさらに6つのモードに細分化)が追加されました。どちらもやり込みがいがあり、かつ爽快感があります。
さらにお題に即したミッションをこなす「イベント戦」が追加。難易度も様々で、普段の対戦では遊べないような設定も遊べるのでこちらも面白い。「トレーニング」モードも完備。

そして多人数用モード。通常の対戦モードは健在で、さらに細かいルール設定が可能になりました。かなり痒い所まで手が届く仕様になっています。
「最初からダメージが300%蓄積した状態でスタート」「全員巨大化した状態でスタート」などかなり無茶なルール設定で遊べる「スペシャル乱闘」、トーナメント形式など細かい設定で多人数が集まっても遊べる「トーナメント乱闘」が登場。

対戦モード以外のボリュームも充実。特筆すべきはコレクションアイテムの「フィギュア」。個々のフィギュアの完成度が高いうえ、種類も幅広く数も豊富、しかも説明文つきでカメラも自由に動かせるので眺めているだけでも楽しいです。
ボリュームの面だけで語りすぎですが、それぐらい本作には多くの要素が詰め込まれており、しかも詰め込んだだけでなくその1つ1つがしっかり練られているという凄い完成度なのです。
大幅にパワーアップした本作、シリーズ2作目にも関わらず「もうこれ、完成しちゃったんじゃないの?」と言ってしまいたくなるほどの出来栄えです。

スマブラは1対1の真剣勝負をしても面白いし、大人数で賑やかに遊ぶのも面白いゲームです。そして今回、1人でも十分楽しめるだけの要素が盛り込まれました。
ほとんど文句なしの完成度なのですが、強いて挙げるならステージの一部が遊びづらいです。足場が移動するタイプのステージが特にそう。でもステージは選択できるので不満ってほどでもないよなー。
かなり多くの人にオススメできるゲームですが、アクション慣れしていないと、特にやり始めだと動かし方が分からずにしかめっ面を作ることが多々あります。最初はまったりと楽しんでみてください。
BGMは任天堂ゲームの名曲をアレンジしたものなどかなりの名曲揃い。OPムービーもトップレベルの格好良さ。隙なしですな。

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