那須のグレムリンけ~ちゃんのむっちり携帯ムービー館
ここを友達に教える
おすすめベスト10!
美意識過剰(初回)
IZAMさんのソロでのファーストフルアルバム。
全体的にはロックなのだが、どこか懐かしさが漂う感じがする。
曲のアレンジは曲それぞれがまったく違っているのに、それが一つに繋がっているのは凄いと思います。
この初回版にはアイリスと博愛サプリメントのPVなどが収録されたDVD付です。
「博愛サプリメント」のPVにはSHAZNAのベーシストNIYさんが参加しています。
ファンには嬉しいので☆は5です。
IZAMさんの声は癒されます。
是非聴いてみて下さい。
SHAZNAとは違った一面がみられます。
鈴木愛理 ここが好き [DVD]
「夏休み」「夏カラダ」につづく高校生シリーズ第3作、そして最終章。
今回は、モノローグ付通常映像とBGM付スローモーション映像を交互に編集して、主人公のイメージ(写真集「この風が好き」の主人公)をかなり具体的に表しています。
短いオープニングにつづき(とても良い表情です)
第1部「街」・・・高校生活3年間を母の実家九州で過ごした愛理。休日、陶芸家であるおじいちゃんの窯元に行きます。ある重大な決意を胸に・・(約11分)。
第2部「学校」・・職員室から出てきた愛理。今日、東京から叔母が学校に面会に来るらしい。どんな用件なのか気になります・・(約11分)。
第3部「海」・・・おじいちゃん、おばあちゃんと海に来た愛理。ビキニ姿で遊びます。(約13分)
ちなみに、おじいちゃんもおばあちゃんも叔母さんも登場しません。念のため。
衣装は水着も含めて各パート1着ずつの3種。丁寧な作りだし、とても綺麗に撮れています。
イメージビデオはここまでで、写真集「この風が好き」のメイキングになります。(約23分)
撮影場所が同じこと、イメージビデオで主人公の環境が明瞭になっていることもあって、イメージビデオの世界観が維持されていて、ひきつづき主人公の日常生活が描かれているような印象を受けます。
突飛な引用ですが・・
恩田陸さんの小説に次のような一節があります。
「だけど、時折、本物の少女がいる。
正しい少女、奇跡的なバランスを保った少女。」
小説の内容、作中人物とは無関係に、このフレーズが切り離されて、私の中の、そしてこのイメージビデオの中の愛理のイメージにすっとはまりました。
少女と大人の女性のバランス、現役高校生とアイドルのバランス、アイドルとシンガーのバランス・・
様々なバランスが正しく保たれていて、それらが色ガラスの断片になって「愛理」という画を描き、豊かな色彩を放っているような気がします。
イメージビデオでも高校卒業が強調されていますが、エンドロールが終わり、制服姿の愛理が背を向けて光の中に歩いていく姿は、「少女の時」の黄昏を告げているようです。
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ちょっと金融論や投資理論を勉強すると、リスクとか期待値、確率、変動率などわかった気になる。しかし、そうした業界で議論されているリスクとはカジノゲームと同じで計測できるリスクに過ぎず、私たちが現実に直面する現実は、計測自体が不可能な不確実性(ナイトの不確実性)の方が圧倒的に多い。そしてちょっと判った気になった程度が、実は一番危険だと本書は教えてくれる。「黒い白鳥」とは極めて稀な出来事の象徴である。
たった一羽の黒い白鳥が舞い降りただけで、それまですべてのことが崩壊してしまう。しかも、世間は判りやすい講釈のついた黒い白鳥には過剰反応する一方で、講釈になじまない黒い白鳥の存在可能性は無視されている。それが重大な結果をもたらすにも関わらずだ。なるほど、その通りだ。
毎日たんまり餌をもらって暮らしていた経験主義的な七面鳥は「世界は気前よく餌をくれる人間でいっぱいだ」という世界観を抱くだろう。ただし、その経験主義的な七面鳥の世界観は感謝祭の前日に崩壊する。限定された経験から安易に結論を導き出すことへの警鐘である。たしかに、今回の金融危機で沢山の七面鳥が悲鳴を上げたことは間違いない。
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