心の旅、永遠に
財津さん自身が、等身大の自分の言葉で書かれている
のがすごく良かった。かっこつけず本音で語られて
いる。財津さんの「心の中」をのぞけたような気持ち
で楽しめた。
私自身は「日本一のバンド」を目指していたチューリップ
時代とは異なる現在の財津さんのルーツを知りたくてこの
本を購入。ヒントをたくさんみつけられたように思う。
ソラニン メモリアル・エディション 初回限定生産2枚組 [DVD]
多分あの歌ってるシーンだけ取り出して見ても、下手ウマな女の子が歌ってるだけに見えるだろう。
それまではシチュエーションこそ違うとしても、誰でも若い時に経験するような話しや心の揺れが淡々と描かれている。
その前置きがあって、芽衣子がソラニンを歌うシーンは最も感動的なシーンとなる。
若き日の象徴であるライブハウス。
演奏を見守る人の表情。
何かを伝えようとして精一杯歌う芽衣子。
アジカンの楽曲が見事にハマってる。
役者はベース以外素人だが、このために練習した演奏は奇跡のように素晴らしい。
今までで見た中で最高の邦画だと思う。
ふたりが眺めた窓の向こう
いずれの曲も穏やかな作風で、安心して心地よく聴くことができます。
アレンジはシンプルで楽器が控え目なので、年を重ねて深みを増した声が際立ちます。
還暦を過ぎてなお、現在進行形の恋を感じさせるようなほのかな色気が財津氏の真骨頂。
ソロアルバムならではのシンプルさと、ほんのり香る大人の色気に酔いたい方にお薦めの一枚です。
財津和夫ワークス~40周年を記念して~
やはり選曲は☆3個が限度かと思います。14曲目〜18曲目は1990年以降の作品。このあたりは私にとっては空白期であり馴染みがありません。これなら70年代〜80年代の楽曲だけに凝縮したほうが良かったような気がします。選曲は不満ですが点数つければ50〜60点前後くらいが妥当ではないでしょうか。
R35 Sweet J-Ballads
このオムニバスはなぜヒットしたのだろうか。
確かに、大ヒット曲を揃えたからということもあるだろう。
でもそれだけじゃないと思う。ここでは30歳ではなく35歳というところがポイントなのだ。
もちろんこのアルバムはさまざまな年齢層で受け入れられるだろうが、35歳で生じてくる、大人のどこか不安で微妙な心理状態を見事に突いてきていると思う。
そしてこの曲順がいい。特に4曲目「Get Along Together」から8曲目「クリスマスキャロルの頃には」へ至る流れ、そして14曲目の「壊れかけのRadio」からラストに「世界中の誰よりきっと」を持ってくるあたり。
この曲順を意識的に考えたのならさすがであり、この展開にこそ35歳であることの意義がある。
もちろんオススメの一枚。
あと、似たような企画ですが、2枚組、30曲の「クライマックス」もいいよ。