Tonic for the Troops
ボブ・ゲルドフ率いるBOOMTOWN RATSが、いよいよ尋常な集団ではなくなってきたことが決定づけられる、画期的なセカンドアルバム。ファーストの頃は、勢いにまかせて、みたいな感じも受けますが、この作品になると、彼らの「俺達って実はスゲエじゃん、ロック界の頂点に立つぜ!」的な自覚が見えてきます。
「(I NEVER LOVED)EVA BRAUN」が特にすごい。はっきり言って演奏は上手くはない彼らですが、テンションの高さが全てを上回り、とにかくメンバー全員盛り上がりまくってます。これだけ痛烈な歌詞が究極にポップに歌われ、激しいリズムチェンジを経て全力疾走するスタイルは、BOOMTOWN RATSの特権的良さとも言うべきもので、次作「FINE ART OF~」へと引き継がれていきます。
他にも、仕掛け満載の良質なポップナンバー「LIKE CLOCKWORK」、発表当時、彼らの代名詞とも言われた「RAT TRAP」など、優れた作品が収録されています。一般的には「FINE ART~」と同じくらいの評価を得ていたアルバムですので、余計な心配は無用です。是非聴いてみて下さい。
Live Aid [DVD] [Import]
ディランの演奏にキース・リチャーズとロン・ウッドが参加してる。
でもこの二人は実は飛び入り参加。
しかも楽屋でベロンベロンに酔っててその場の勢いで「ボブ、俺たちも出るぜ」的にステージに上がったのだとか。
キースとロニーは酔ってるためかプレイはグダグダ。オマケにロニーは何が気に食わなかったのか演奏途中でボブのギターを交換してしまう。
なんというマイペース。
こんなグダグダの二人に邪魔(?)されながらも苦笑いまじりにしっかりと聞かせるパフォーマンスを見せたボブ・ディランに敬服します。
後にロニーはこの時を振り返り、反省してました。
Live at Hammersmith Odeon 1978 [DVD] [Import]
たまんねー。
私、42才のおじさんが久しぶりに興奮しました。
長い間待っていた甲斐がありました。
25年以上前の映像とは思えないくらい鮮明で、昔のイメージどおりのボブ・ゲルドフが「A TONIC FOR THE TROOPS」収録曲を中心に歌いまくります。
自分にとっての高校時代のHEROであるTHE BOOMTOWN RATSのライブDVDが
今後もたくさん世の中の出てくれることを願ってます。
Queen Rock Montreal & Live Aid [Blu-ray] [Import]
あの伝説のライブ・エイド。
フレディの復活劇。
水を得た魚。
鬼に金棒。
生涯のベスト・アクトと呼んで良いのではないか、と思うほどの高揚感です。
音が伝わる様子が観客の拍手の動きで分かります。
鳥肌が立ちっぱなしです。
そして、いつもながら、メンバーの演奏力の高さには脱帽です。
完璧なグルーヴ感です。
凄い。